表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/101

第27話 古代人遺跡

ジンはドールに耐魔法、耐幻惑、幻覚のスキルを付与してあげ、古代人が作った図面を元に『空飛ぶ車』を製造した。


夕食前に古代人関係の遺跡やダンジョンがあるか<タブレット>に打ち込んで検索してみた。


レンブラント王国内には王都のダンジョンを除いてあと1箇所、また遺跡は知られていない所も含めてあと2箇所ある事がわかった。


明日は遺跡関係の3箇所を捜索しようとヒューイとドールに伝えキッチンに降りて行った。


きょうはイリア叔母さんが夕食を作っていた。


ファングボアの内臓を、ニンニクをすり潰して味噌で煮込んで生姜を刻んで入れた、もつ煮込み定食だ。


味が濃く、ご飯が進む。


美味しかったが後で喉が乾き皆でアメリカンコーヒーを飲んだ。


ジンとヒューイが1階の風呂に入り、イリーナとイリア叔母さんとイザベラが2階に入った。


夜はドールが店番をして、イザベラが家と店全部の【シールド】をして寝た。


ジンは朝食を食べて久しぶりに『フジ』を出して、馬車に繋ぎ、へルカス近郊の古代人遺跡に向かった。


【MAP】で検索しながら遺跡の入口に降り立った。4キロ先にへルカスの街の城壁が見える。


周りには何もない、はらっぱだ。多分人知れず埋もれてしまったのだろう。


【サーチ】すると地下に建物があるのがわかった。


入口を見つけ、草をどけて、土を払うと大きな金属の扉が出現して、ドールが開けてみた。


『フジ』に自由に動いて待っててくれと伝え、馬車はストレージに収納した。


3人で階段を降りる際にジンは扉を閉めて、【シールド】をした後【隠蔽】もして誰も来ないようにした。


ドールが【ライティング】と【サーチ】を掛けながら進んで行く。


「ドール、人工の魔物が来るぞ!」


向かって来たのは金属製のゴーレム2体が向かって来た。


【鑑定】攻撃力Lv800、再生力Lv700、魔石2個を潰さないと再生を繰り返す。


【サーチ】:魔石位置、心臓及び顬部分。


「ドール、、ヒューイ、魔石は心臓部分と額の顬の所だ!」


「「了解です」」


ゴーレムの攻撃を紙一重で躱して、二人とも先ずは心臓部の魔石を破壊した。


次にドールは『雷剣』で顬にあるもうひとつの魔石を破壊し、戦闘不能にする。


ヒューイも飛んで顬の部分を正拳で破壊し、魔石を砕いた。


通路の右に扉が有りドールが開けようとしても開かない。


ジンはストレージから『万能鍵』を取り出して、解錠するとカチッと音がして鍵が外れて開いた。


中には資料が入っており、王都のダンジョンがこの近く迄伸びていて、この通路の300メートル下に最下層の30階層層がある事がわかった。


また、ダンジョン内の異界の魔物の資料が1冊の本になっていて、姿や特徴、性格、能力など細かに記されていた。


最下層には数種類の魔法以外は魔法が全く効かない30メートル程の体躯のヘルティラノドラゴンで硬い鱗に覆われ、刀も通らない。


動く全てを口に入れる。絵も添えて出てあった。


黒龍を2、3秒で食料にする程獰猛で強い。


35種類の異界の魔物を詳細に解説してあった。


「ヒューイ、これは凄い資料だぞ。ダンジョンに封印されている魔物たちの事が事細かに書かれている」


ジンはそこにある全てを回収して、更に何か隠し部屋など無いか調べた。


残念ながら他には無かった。


部屋を出て更に廊下を進むと左に倉庫の様な部屋が有る。


ドアがなく棚に『アーティファクト』らしき物が15個程有り、説明が有るのが3点程で後は何も付いてない。


帰ってから【鑑定】して見ないと何に使うのかも分からない。


更に廊下を出て進むと右側に鍵が掛かった部屋が有った。


『万能鍵』で開けると、椅子に座っているミイラが1体メモを持ったまま死に絶えていた。


メモには『異世界の切れ目は古代人の力で何とか塞いだが、漏れ出た異世界の魔物は全部で35種類、全てこの世界の魔物より強く封印はしたが殺す事が出来なかった。魔道銃を使うか【亜空間魔法】或いは【ブラックホール魔法】を使える者が居れば対応可能だったが我々には残念ながら誰もおらず私を除き全ての人が食われてしまった。入口を強固な壁で塞いだ後、私も間もなく皆のもとに旅立つ。このメモを読むものに後を託す!』と書かれていた。


突き当たりが材質の違う壁で出来ており確かに強固な素材のようだ。


ジンは更に【万物創造魔法】で硬いアダマンタイトで更に補強して【シールド】を掛けて隠蔽をした。


古代人のミイラを綺麗に包み回収して入って来た廊下を戻り地上に出て入口を厳重にシールドを掛けて隠蔽した。


ピィー、と口笛を吹き [『フジ』戻って来てくれ、次の場所に向かうぞ!] と念話で呼んだ。


次はキャニグレードという所だ!へルカスから30キロ程北に行った小さな村の近くに丘が有りそこに隠蔽されたドアが隠されていた。


ドアは普通の【サーチ】では発見出来ない程強固な【隠蔽】が掛けられていたがジンの前では無力だったようだ。


扉は複雑な暗号キーだが『万能鍵』で簡単に解錠でき中に入って行った。


[『フジ』入口を見張っていて、誰か来たら念話で知らせてくれ。一応隠蔽を掛けて内側からロックして行く] とフジに伝えて奥に進む。


ここは小さな地下都市の様になっている。


地下1階層から順番に5部屋程の部屋が有り、虱潰しに見て行く。


1階には何も無かった。2階の部屋のひとつに古代人の子供達のミイラが10体程あったので丁寧に包んでストレージに回収する。


更に別の部屋にも同様に古代人の子供達のミイラが5体、次の部屋にもと、全部で25体の子供達のミイラを回収する。


ミイラ以外は何もない。


地下3階では古代人の大人のミイラが各部屋に2体ずつ計10体を回収する。


地下4階には魔石が入ってない人工の魔物達と各部屋に5体、ゴーレム、ウルフ、ワイバーン、ドラゴン、ミノタウロスが放置されていた。


全てストレージに回収する。


地下5階は何かの電力室の様な設備が広い一部屋に所狭しと機械が設置されていた。


ジンが【鑑定】すると、空気製造機とその循環システムでまだ稼働していた。


そこから伸びている地下道から隣りの建物に行く。


そこは動力室で、上に上がると人工のドラゴンが動いている。


ジンが魔石の位置を確認して『煌剣』で破壊し、回収した。


地下3階には『アーティファクト』の類いなのか、20種類ほどの指輪、ネックレス、腕輪、剣、盾、等が置かれており、全て回収した。


地下2階では人工のファングウルフ10匹が襲って来た。


全てドールとヒューイが魔石を破壊して回収した。


恐らく、地下3階の『アーティファクト』を守っていたのだろう!


地下1階は古代人の大人のミイラ2体と『運営記録』と古代語で書かれたノートが1冊と『時空間の歪みに関して』という本が3冊、上、中、下とあったので回収して、ミイラも丁寧に包んで回収した。


建物はこの他に5棟ほど在ったが、全て無機質の何もない部屋で来た所に戻って、入口を閉めて隠蔽した。


既に昼をとっくに過ぎていたので馬車に乗って"魔女の道楽"に戻る事にした。


ヒューイとジンは馬車の中で遅めの昼食を取り夕方下宿に戻った。


夕食時にきょうの出来事を皆に話し、明日残っている最後のダンジョンに潜って来ますと伝えた。


翌朝、朝食もそこそこに<タブレット>の【GOD】をポチってルーバレーと入れてenterキーを押した。

王都ダルゼから350キロも離れた山あいにある谷間のダンジョンだ!


"そのダンジョンは磁場の影響で全く魔法が使えない。


唯一生まれながらに持っているスキルは使え、また『マジックアイテム』に関してはその効力は有効"と<タブレット>に表示された。


ジンは"ルーバレー"に向かう前に『魔拳銃』を【次元ストレージ】から出して、考えられる『魔弾』の数々を事前に銃に装填して準備していた。


『魔弾』は全て"ジャイロバレット弾"にして、着弾と共に回転し、どんな硬い金属からも穴をあけ、体内に入る様にしておく。


「ヒューイ、ドール二人とも魔法は使えないダンジョンだそうだ!スキルは有効で魔剣の効力は使えるからその使い方を考えなが戦ってくれ、では行くぞ!」


ジンは【地図(MAPing)】と【転移】を併用して一瞬で”ルーバレー”の入口に降り立った!


既にこの場所からも磁場の影響を受けて、少し頭が重たい感じがする。


「パパ、何かこの場所は嫌な感じがするね」とヒューイがいう。


「ドール、【ライティング】が使えないから、ランプを使って行くぞ」


ジンは出る時に中で【ライティング】が使えないのを予想してランプを用意していた。


1階層は暗い洞窟に人工スライムが5匹出てきた。


ヒューイとドールが剣で魔石を破壊して刈り取る。


2階層は平原ステージで、ダマスカス鋼製のファングボアが襲って来る。


ドールが『雷剣』で一度に3匹に雷を落として倒した。


相手が金属の為『雷剣 』が非常に有効だ!


3階層は密林ステージで、ポイズンスネークの大蛇が待ちかまえていた。


ここもドールが『雷剣』をスネークの頭に雷を落として刈り取る。


4階層は瓦礫が散乱した廃屋のステージ。


建物が1棟だけ残っており、1階にミスリル製のミノタウロスが剣を構えている。


ジンは感覚的に再生力が有ると感じ、【瞬足】でミノタウロスの裏を取り、心臓部を掌底破を放った!


一瞬にしてミノタウロスの動きが止まり、仁王立のまま停止した。


矢張り魔石を破壊すると動かなくなるようだ。


2階に上がると古代人のミイラがメモを膝に置いて据わっていた。


『このメモを見る事ができる未来の人、来たるべき異界の魔物との戦いに少しでもこのダンジョンがヒントになれば幸いである。我らにはその力が無かった。9階層、10階層は異界の最上級の魔物、ヘルティラノドラゴンと同等の力を持つ人工体である。これを倒さない限り魔界の魔物には勝てない。あなた達に期待する』と書かれていた。


後ろには数冊の本があり、回収した。


4階層、5階層、6階層と順調に来て、遂に9階層に来た。


平原ステージにトリケラトプスに似た魔物がいる。


【鑑定】トリケラドラゴン、角で相手を突き刺す。どんな硬い金属も突き破る強力な角で、突進力が凄い。と出ていた。


ジンは『魔拳銃』を出してトリケラドラゴンの腹を狙って撃ち放った。


弾丸は当たると高速回転で硬い皮膚を破り内臓の中で爆発して、トリケラドラゴンは内側から破壊され瞬殺された。


遂に10階層ラスボスの部屋だ。


扉を開けると、ティラノサウルスにうり二つの魔物がいる。


『魔拳銃』を構えて、頭を狙って撃つもバレット弾が弾き返されてしまった。


【瞬足】で間合いを詰めて腹に掌底破を放った!


一瞬ガウッと唸り声を上げるが全く効いてない様子だ。


ヒューイは龍の姿で首をちぎろうとするも、はねとばされてしまった。


ジンは『煌剣』を上段の構えを取り、馬庭念流極意、兜割りの構えに移った!


「ドール、相手の注意をお前の方に逸らしてくれ」


ジンは隙を見せた相手に極意兜割りを放った。


光と同じ速度で打ち下ろされた『煌剣』は硬い、岩よりもはるかに硬い皮膚を切り裂き内臓が飛び出し倒れた魔物に更に兜割りを連発して、首を切り落とした。


遂に倒した!ジャイロバレット弾が効かなかったのは想定外だが馬庭念流の極意が効いて良かった!


内臓と思ったのは、よく見ると様々な部品類だった。


そばには宝箱が有り、中には1冊の本が入っていた。


タイトルが"魔法では無いスキルの数々とその訓練"とある。


恐らく王都に有るダンジョンの魔物を想定した物なのだろう!大切に回収した。


それと、今後の検討の為に最下層の人工魔物の金属を下宿にも少しもってかえることにした。


ダンジョンコアも持って【転移】で王都のギルドに戻ってきた。


遺跡やダンジョンでの魔物を納品し、古代人のミイラを全て渡して、受け付けのリリアンにギルドマスターを呼んで貰う。


暫くしてギルドマスターのフェイトが現れジンに近づいて来た。


「久しぶりだね、ジン君?色々活躍して貰って助かっているよ。最速でSランクになったしね!きょうはどのようなお話で?」


「実は古代人遺跡のダンジョンを踏破した時に大量の古代人の大人と子供達のミイラを発見して素材置き場に置いて有ります。それと、魔物はこの世界に居る魔物では無いのが数点有り魔法が全く効かない魔物達でした。一応ミイラを40体程持ち込んだと言うことを知って頂きたくお呼びしました」


「魔物の件とミイラの件承知した、ありがとうござい。今後ともよろしく頼むね」と言ってリリアンに引き継いだ。


ダンジョンコアと地図を渡し、納品書を待っていると出来上がったようで、リリアンが驚いている。


「ジン君、魔物達が全く解体出来ない様な凄いやつばかりで高価な金属体の為破格の精算金になってますよ!」


「白金98枚、金貨95枚、銀貨98枚、銅貨98枚です」


「カードが白金450枚、金貨76枚、銀貨76枚、銅貨79枚ですよ!」


「かなり増えたね、全く使わないから増えるいっぽうだな」


ジン達は"魔女の道楽"に戻った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ