第101話 ジンファミリーのスキルアップ
ジンとヒューイ、イリーナが<タブレット>の力を借りて魔族を数体倒して『魔族に関する本』と『魔族の魔法とスキル』の貴重な古文書を手に入れ、ファミリー達に魔族と戦うための『シールド』と『リフレクションリング』等を与えて個々に魔族と戦える様に力を【付与】した。
今後はそれぞれの『マジックアイテム』を使いこなし、防御の『シールド』の強化のため地下の訓練場で数日間皆が訓練をした。
『シールド』は全員が瞬時に二重『シールド』を施せる様に迄出来、相手が魔法を放って来ても直ぐに『リフレクションリング』で相手にそのまま返せるところまで
上達していた。
ジンは『マジックアイテム』の『魔拳銃』で連続して魔法弾を撃ち、強烈な『レーザー砲』や『レールガン』の弾も瞬時に打てる様になっていた。
ヒューイは魔法特性の全てを瞬時に放つことができ、しかも上位魔法迄打てる。
又『神龍剣』で相手のスキル、魔法を奪い取ることも出来るのでジンの【奪取】魔法と同様に魔族の特殊なスキルを奪い取れる。
ドールもジンの改造のお陰で【転移】や【ディスペル】を使いこなせる様になり『雷剣』で雷を発生させて相手に落とす魔剣で倒すこともできる。
魔女達も『リフレクションリング』や『シールド』の二重シールドを瞬時に放って身を守れるまでに成長している。
地下の訓練所で1週間ほど訓練を終えて朝食終えて今日からは全員でこの世界のダンジョンを再度一から出直して踏破する旅に出る事にした。
「皆んな、聞いてくれるかな?魔族は一応この大陸側には居なくなったがプ島ロレジア帝国の対岸の国には魔族の国が有る。一応過激な魔族は<タブレット>の【GOD】のお陰で数を間引きできたがいつ勢力を吹き替えして来るか解らない。そのためこの1週間で皆んなに更なる訓練をしてもらったけどいよいよ今日からは人選で訓練した力をそれぞれ目的意識をしっかり持ってダンジョンに挑んでいきたいと思うけどどうですか?」
「全員ジンについていくと決めているから了解よ、『空飛ぶ車』に乗って全員で向かいましょう!ただ研究棟と家を守るためにジェスを研究棟にアレンとダンを家でフジの面倒を見てもらうために残るという事で全員自分の荷物はそれぞれの【次元ストレージ】に入れていきましょう、ドールとローラは自分のストレージに私たちの食料、『回復ポーション』等入れてね、エールも忘れないで!」と笑ってイリーナがしめた。
朝食を全員で食べ終え『空飛ぶ車』にジン、ヒューイ、ドール、ローラ、イリーナ、イリア、イザベラ、フェリシア、オレリア、アリシア、犬のロンと猫のルイとミーシャを連れていく。
「以前調べたシルコレア帝国は既知のダンジョンが7箇所で未知のダンジョンが3箇所有って、そのうち3箇所のダンジョンだけしか踏破していないので先ずは帝国に空を飛んで向かいますよ」とジンが皆に告げる。
セモアから『空飛ぶ車』でキースの街の郊外まで【転移】で一瞬にして移動し、そこから空に舞い上がり、シルコレア帝国の帝都スカイヨークの郊外に降り立った。
郊外を時速50キロの速度で『空飛ぶ車』を走らせ10時ごろに城門に着き、カードを提示して冒険者ギルドに向かう。
ジンが代表してカードを纏めて提示し、「”みのり有るダンジョン”、”荒涼のダンジョン”、”迷宮の都市ダンジョン”以外の4箇所のダンジョンの名前を教えてください」と言った。
「はい、”青雲のダンジョン”、”荒野のダンジョン”、”古代ダンジョン”、”森林のダンジョン”が帝国内に存在してます」
「場所は【サーチ】でだいたい検討がつきますので、一応4箇所を潜って来ます」と伝え受付を終えてギルドを出た。
「最初に『地図張』を出して帝都の近くから順番にいきましょう」とジンが言って先ずは”荒野のダンジョン”を【Map】で表示させて【転移】した。
入り口付近に全員で転移して、衛兵にカードをそれぞれ出して1階層に潜り始める。
最初はドール、ヒューイ続いてアリシア、オレリア、イザベラ、イリア、イリーナ、ジンでオレリアの方にはミーシャが居て、イリーナのそばにはロンがつき、ジンの方にはルイが乗って一緒に入って行った。
1階層はスライム7匹がぷよぷよと地面を徘徊している。
ドールが【ファイアボム】を2連続で放ち7匹は蒸発して、消えて行った。
更に奥から棍棒や探検を持ったゴブリン20匹が襲いかかって来るが、ドールとヒューイの剣の前には無力だった。
2階層に降りていくとオークジェネラル2匹とオークキング1匹にオークが15匹全部で20匹弱の群れが手に手に剣を持って押し寄せて来る。
オレリアの強烈な【ファイアスプラッシュ】で雑魚のオーク7匹が焼け死に、イリアの【アースランス】で3匹が貫かれ、イザベラの【エアカッター】で5匹が首を落とされ、アリシアの剣でオークジェネラルが胴を真二つに切られ、更に返す刀でもう1匹のジェネラルの肩口から腰にかけて袈裟懸けに切り落として殺し、ヒューイがオークキングを『神龍剣』で炎を纏って、首を焼き切ってしまった。
ジンが全てを血止めして【次元ストレージ】に回収した。
3階層にはファングボア3頭とマナバイソン3頭がいる。
ファングボアの足をイリーナが【アイスロック】で3頭共動きを止めて、ドールとアリシアが剣で首を切り落とした。
マナバイソンはイザベラの【エアカッター】とイリアの【アースランス】で首を射られて絶命した。
4階層は砂漠地帯で全員が『空飛ぶ車』に乗り込み砂上3メートル上空を【サーチ】を掛けながら走行すると、前方5メートル程の所にサンドワーム2体を見つける。
砂から巨体を出して襲おうと巨体が顔を出すが、ジンは『魔導砲』で【ファイアボム】をぶつけて頭部を焼きとかした。
更に進むとジャイアントスコーピオンが鋏を出して威嚇している。
ここも『魔導砲』で【エアカッター】で鋏と尾の毒針を切り落とし、更に【闇呪縛の縄】で首を締め付けて殺し回収する。
5階層はボス部屋でスケルトンキングが剣と盾で待ち構えている。
ジンが【鑑定】し、心臓とその反対側にある魔石を破壊しない限り再生し倒れない。
ここでジンは新たな試みとして強烈な”気”で持って心臓と魔石を同時に【奪取】する試みを行ってみる。
かなりの抵抗が有ったが、イリーナとオレリア、イザベラの魔法攻撃に対応をしているスケルトンキングに隙が出来、”ピキッ”っと音とともにジンの手に黒光りして脈打つ心臓と大きな魔石が現れて、奪い取ることに成功した。
スケルトンキングは絶叫をあげながら黒い霞となって消えて行った。
そばには宝箱とスケルトンキングが使っていた剣と盾が残されている。
ジンが慎重に罠がないのを確認して宝箱を開けると、『略奪の剣』と云われる相手の魔法、、スキルを奪い取って剣に付与される魔剣と記されている。
ヒューイもドールもそしてアリシアも夫々魔剣を持っているので必要ないと云われたジンは【次元ストレージ】に入れて、家に戻ったら研究棟のガードマンのジェス辺りに上げようと考えた。
「この安全なボス部屋で昼食休憩にして食事とお茶で1時間半休みましょう」とジンが皆に言って【次元ストレージ】から『空飛ぶ車』を出して皆で中に入り昼食と別腹のケーキにアメリカンコーヒーを飲むことにした。




