プロローグ
第1話 プロローグ
一文字迅はとある中小企業のゲームソフトを作る会社にやっと就職出来、きょうで研修期間が終わり晴れて明日から好きなゲームの企画作りの部署に配属が決まっていた。
迅は学生時代、MMO等の仮想対戦ゲームにのめり込みゲーマー仲間では名が知られる程の強者だった。
迅は早くして両親を亡くし父の弟で,とある町の剣道場を営む叔父貴夫婦に幼い頃から育てられて剣道はインターハイで高校一年から三連覇する程の腕前で、MMOでもその剣の才を遺憾無く発揮していた。
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「ただいまぁー」
「おかえり、迅!研修が終わっていよいよ明日からは社会人だね」
「ありがとうございます。叔母さん、頑張るよ!好きな仕事だし・・・」
「夕食迄には未だ時間が有るから先にお風呂に入っておいで」
迅は研修で疲れもあり、言われるがまま先に風呂に入ってのんびり疲れを癒していた。
湯船に浸かっていると、いきなり凄い爆発音と共に叔母の悲鳴が聴こえ、慌てて着替えて台所に向かうとそこは火の海となって叔母が倒れていた。
急いで彼女を抱き抱えて外まで連れて出る。
「お父さんが、お父さんが未だ中なの!」それを聴いて迅はすぐに二階に駆け上がり叔父さんを探すが何処にもいない。
慌てて下に降りて来るが既に階下は火の海となって玄関に行くのは無理な状態だ!
迅は意識が朦朧として床に倒れ、外から叔父夫婦の声が聴こえ、"ああ、良かった助かったんだ!"と思いながら彼の意識は完全に無くなっていった。
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ここで書き出すのは2作品目なのですが、迅君同様少しずつ成長できればと思っております。
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