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図書館に魔法の部屋あり


川石市立図書館。市の中心部に大きくそびえ立つ五階建の商業ビル。そのビルの二階と三階を占拠する図書館の三階、受付カウンターの奥、ひとつの部屋がひっそりと存在している。


そこは本に精通する魔法使いの集団がいて、あれにもこれにもこっちにもと、たくさんの本に魔法をかけていく場所。


図書館を訪れる人々は、本にかけられたこの魔法を、誰しも一度は目にしているはず。それなのに誰ひとりとしてその魔法に気がつかないのには理由がある。


私は思った。


これは無色透明で無味無臭な魔法なんだ、と。


同じ川石市内の鹿島中学校に通う私、樫井美夕(かしいみゆ)、中学二年生。 長いようで短い夏休みに、そんな魔法使いの弟子になれるとは、夢にも思っていなかった。




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