六十九話:レベリング(続き)
呼ばれて行ってみたところ、高野たちと出会い、少し話した後に残念ながら別れることになった。
二人は今200レベル目前と、かなり早いペースで進めているようだ。
オレは例外。
狩る、狩る、狩る。
ただひたすらにゴブリンキングの首を落とし続ける。
流石に途中でワクワクしつつも飽きてくるというレアな経験をして、狙いどころを首から胸に変えてみたが、
10回に1回ぐらいの確率で魔石を壊す、もしくは欠けさせてしまい、買取のptが下がったので諦めて首狙いに戻すことにした。
それはそうと、こういう時に考えることってなんだろうか。
もはや常套手段と化している意識スキップ(スルースキルともいう)は、この状況では流石にできない。
基本的にゲームでの周回はyoutudeを見ながら行っていたが、それも不可能である。
うーん、どうしよう。
狩る、狩る、狩る。
3階層のゴブリンキングがもうほとんどいなくなったので、今は4階層に移動している。
この前先輩ときた階段近くの安地で小休止を挟んで、また狩り始めた。
つい数分前、突然ゴブリンキングの目が赤く光り始めてからは、上の階層に移動しつつ倒して行っている。
流石に9時(魔物が強化される時間)を過ぎると眠気が出てきてベストな状態で戦えないし、そもそもの基礎ステータスの差で、クリティカルを外すと倒せないことが出てきた。
流石にステータス2倍は強くなりすぎだと思う。これが深夜帯になったらさらにもう一段階強くなるんだろ?
チートと言って差し支えないな、そのレベルは。
階段を上り、敵がゴブリンキングからレッドトロルに変わる。
正直言って、本当に厳しい。
攻撃特化のゴブリンキングと違って、レッドトロルは防御特化だ。
そもそもの話として転身を上限近く使わないと、4桁ダメージすら与えられない。
使い過ぎると速度が落ちて攻撃を当てられ、防御にまわしていない状態だと半分以上のHPを削られる。
一対一でも厳しいのに、今、後ろは行き止まりという状況で。
前から二体のレッドトロルが姿を現した。




