六十五話:500Lv達成
あれからさらに迷宮内で一泊し、ダンジョンに入ってから3日目の夜。
オレと先輩は、迷宮の外に戻ってきた。
思いっきり息を吸い込むと、気持ち良い夜の風がーーなんてことにはならず、血生臭い匂いが鼻を通ってくる。
Cランク迷宮5階層での中ボス戦にやっとの思いで勝ち、その時に浴びた返り血、そして肩口の大きな傷によって身体中血塗れだ。
痛みがないのは、先輩がかけてくれた”痛覚遮断”スキルによるもの。これは必須だなという思いを抱いた。
ただ、そのボスに勝ったときの大幅レベルアップで、何とか500レベルを超えることができた。
先輩曰く、自分もこの2泊3日コースで500レベルを達成したとのことだ。
どうやら数年前からの伝統?的なもので、今3年の先輩もこのやり方でこの課題をクリアしたらしい。
もちろん、他のグループはこんな頭のおかしい連戦はせずに地道に一ヶ月あげてレベルを上げていく。
それでも、後輩が行けるといえば自分もやってみようかな、と思えた。
もうやりたくはないけれど、様々な体験ができるこのやり方は、先輩がいてくれるこの期間にやっておくべきだ。
本当にもうやりたくはないけれど。最終日にまとめて疲労が来るのに、最終日に一番の強敵とぶつかるとか、、、。
先輩と別れてホテルに帰り、温泉で汗と血を落として部屋に戻る。
食事より前に、あれを見ておきたい。
ソファに座り、リングを開く。
月間ポイント2月:1学年
一位:天宮宙 1358500
二位:轟剛毅 320000
三位:田中裕二 289000
四位:高野結衣 253000
五位:高野康弘 248800
六位:狂木ミカ 210600
七位:青山景 199000
八位:地宮綾 142020
九位:一ノ瀬楓 95500
十位:田村朗 60000
ひ、百万!?
なんでそんなことに?前の月での田中のスコアを超えていることは理解できる。
先輩方のおかげでより得点の高いCランクの魔物を狩れるようになったからだ。
こんなに早くここまでのスコアを取れているあたりさすが上位陣は動きが早いとも思う。
でも、1350000って何!?
明日は早い時間に、、、(ムリっぽい)




