表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

第一章 第二話 出会い

現在までの登場人物

天野悠翔:主人公

クロリア=フィル:俺を転生させた女神

白崎美樹:天野悠翔の彼女

「ここがフィルの言っていたエルド国か……」

周りには見たことのないような服装をしている者や、ドワーフやエルフ、猫耳の獣人族など様々な人種いる。この国には何種族いるのだろうか。

「ねぇねぇ、明日新しく生成されたダンジョンに行かない?」

「お!いいね!いつものメンバーで行くか?」

通りすがる人の言葉が聞こえる。幸い言語は通じるようだ。だが看板に書いてある文字などは読めない。この世界独自の文字だろうか。

「さて、異世界に来ちゃったことだし、まずは何からやるかな」

俺はフィルに言われたステータスというのが気になっていた。特にステータスを確認できるようなものがなかったので近くを通りかかった小柄な青髪の女性に聞いてみることにした。

「あの、すみません、ここらへんでステータスを確認できる場所ってありますか?」

「ステータスですか?ギルドに行けば確認できますが……って、もしかして新手のナンパですか?」

「違うわ!」

「だって、ステータスの確認とか更新はギルドに行けばできるなんて常識じゃないですか!」

「残念ながら俺は異世界からきてこの世界には……」

俺がそう言いかけた時彼女は急に俺の口を手でふさいだ。

「ちょっと!何言ってるんですか!こんなところでそんな事言って!死にたいんですか!」

どういうことだ?

「説明しますからついてきてください」

そういわれると俺は彼女の家に連れていかれた。

「私はレナベル=アリステラ、魔導士よ。あなたは?」

「俺は天野悠翔。さっきも言ったが俺は異世界から来た」

「ユウトね、異世界から来たのは本当なの?」

「あぁ、本当だ。何かまずいことでもあるのか?」

「まぁ、ね」

「死ぬって言ってたけど異世界人ってバレたら何がまずいんだ?」

「この世界には異世界人は何人か存在しているの」

「俺以外にも異世界人がいるのか!?」

「えぇ、いるわよ」

「まじかよ、そいつらのところへ案内してくれ」

「それは無理な話ね」

「どうしてだ」

「居場所が分からないからよ」

旅にでも出ているのだろうか。

「異世界から来た人は召喚される場所がみんな違うの。その人に合った場所に送られるみたいで、そこで皆自分の持っている加護について知ることになるの」

転生するときに受け取ったギフトの事だな。

「それぞれ受けている加護は違うみたいだけど、この世界に住んでいる人より圧倒的に強い加護を持っているせいで魔族に目を付けられてしまったの」

魔族か、いったいこの世界にはどれだけの種族がいるのだろうか。

「そいつらと戦って負けたのか?」

「戦う前に姿を消してしまったのよ」

「戦う前に?」

「私たちは魔族の一員になったのではないかと考えているわ。最近、魔族の活動が活発になっていると噂されているの」

「そうなのか……会ってみたいと思ったんだがな、できれば会いたく無くなったな」

「その方がいいわね、ちなみにユウトはどんな加護を持っているの?」

「あー、なんだっけな、突然の出来事だったから忘れちゃった」

なぜだかわからないが咄嗟に嘘をついてしまった。

「そう、じゃあギルドに行って鑑定してもらいましょう。誰に聞かれているか分からないからくれぐれも異世界から来たってことは言わないように!」

俺もギルドにはいきたかったのでレナベルの案内で向かうことにした。

「さ、この中に入って受付に行けば鑑定してもらえるわよ」

「レナベルは行かないのか?」

「私は少し用事があるから中には入らないわ。鑑定が終わるころには戻ってくるから」

そういわれ、俺はギルドの中に入ることにした。

「あのー、すみません、ステータスを見てほしいのですが……」

「はい、かしこまりました。ギルドカードはお持ちですか?」

金髪で元気のあるかわいらしい女性が対応してくれた。異世界ってやっぱりかわいい子多いんだな……ってそれよりギルドカードなんて必要なのかよ。

「持ってないですね」

「それではお作り致しますので少々お待ちください」

「はい」

俺は発行の準備を待つ間にギルド内を少し見ることにした。

想像していたギルドはびっくりするほど大きくて、中には受付がたくさんあったり、書類の山があったり、多忙な日々を過ごしていそうなところだったが、ここはオシャレなカフェみたいな雰囲気だった。

「こんな重そうな装備を皆つけているのか」

全身が鉄で覆われている装備を付けている男を見かけ、俺はそれに驚愕する。

男に話しかけに行こうとしたが、準備ができたと呼ばれたので、俺は受付に戻った。

「それではまず、ギルドの説明をさせていただきますね。私は受付のアンデル=マルシーと申します。マルシーとお呼びください。こちらのギルドカードに名前を記載するのでお名前をよろしいですか?」

俺は天野と言いかけたところでレナベルの言葉を思い出した。

「ユウ=ヘブファルです」

咄嗟に出てしまった。天野を英語に訳そうとしたが天国なんて自分の名前に入れたくなく、途中まで出た言葉を濁したら変な名前になってしまった。何でもっとちゃんと考えないだよ!

「ユウ=ヘブファル様ですね、お名前の登録は完了いたしました。それでは説明に入りますね、当ギルドでは依頼されたクエストに挑戦していただくかダンジョンに潜って探索をされた場合に経験値を獲得でき、既定の経験値又はギルドの推薦によってギルドランクを上げることができます。クエストには様々な種類があり、地上で薬草などの採取をしてもらったり、地上で沸いた魔物を討伐してもらったりなどの依頼があります。ダンジョンでの探索は、モンスター討伐やギルドからの特別依頼、ダンジョンの新しい階層への探索でそれぞれに合った報酬で経験値を獲得することができます」

ダンジョンか、魔物とかやばい奴が多いんだろうな……

「レベルアップの条件は以上になります。何かわからないことはありますか?」

「モンスターを倒したときに経験値を貰えるのはわかるが、薬草採取とか階層の探索とかはどうやって経験値がもらえるんだ?」

「薬草採取は、持ってきた量や質によってもらえる経験値が変動します。また、ダンジョンの探索は、到達階層や、そのダンジョン内での行動によって、自動的に経験値が溜まっていきます」

ダンジョン内での動きが経験値につながるだと?

「経験値が下がることはあるのか?」

「はい、ありますよ、例えば、冒険者や住民などの殺しが発覚した場合は経験値が下がるどころかギルドのブラックリストに入ります。まぁ、一部例外を除き、大体は牢屋に入れられてしまいますね」

冒険者同士の殺しはご法度ということか。

「あと、俺のステータスを確認したいんだがどうやってやれば確認ができる?」

「ギルドカードを見てください。右下にマークがあるでしょう?そこに触ってみてください」

俺がそこに触れた瞬間、目の前に加護やステータス値が出てきた。

「うわ、こんな風に見れるのか。これはマルシーさんにも見えているのか?」

「いいえ、その人以外見ることはできません。ですが、私たちギルドの者は登録されている情報を見ることが可能なので、加護や魔法の取得、レベルアップの状況まで確認することが可能です」

「プライバシーはちゃんと守られてるのか?」

「ぷらいばしー?」

「あー、えっと、個人情報の事だ」

「はい、ギルドの者しか扱えない魔法を用いて管理していますので情報が漏れ出る心配はありません」

セキュリティはちゃんとしているようだな。異世界といってもそのあたりはしっかりしているみたいで安心した。

俺はその後、クエストの受け方や町の情報などを教えてもらった後、ギルドを後にした。

「思ったより時間かかったな、レナベルは来ているのか?」

あたりを見回したがレナベルらしい人はいなかったので俺はマルシーに貰った地図を眺めていた。

「なんか、変な地形しているよな」

この町は変わった地形をしていた。この町の周りには湖が広がっており、まるで外からの侵入を避けているようだった。

「この町のことについて少し調べようかな」

レナベルが帰ってくるまでギルドの前にある石に腰を掛けることにした。

ご覧いただきありがとうございます!

レビュー・感想・アドバイス等お待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ