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#4 悪戯心


連絡先を交換したその日は、これからよろしくね!とスタンプを添えてメッセージが送られただけと言うこともあり、何か特別な会話をした訳でない。


そもそも交換したからと言ってこの先甘ーい展開確定!だなんてひかる自身は微塵も思ってはいない。


当日は多少舞い上がっていたが次の日になればいつものひかるだった。


そして今日は自宅近くの大型ショッピングモールを来ていた。


食材の買い出し…と言っても今回は冷凍食品の焼きおにぎりを大量に買いに来たのだ。


基本自炊をするのだが少し面倒になった時の逃げ道も確保したいが為の冷凍食品である。


そして買い出しを終え、出口へ向かう途中にある文房具屋さんにふと視線を送ればそこには何のノートを買おうか悩んでいる見る私服姿の月がいた。


オーバーサイズのグレーの半袖パーカーを着ても隠しきれない胸の大きさ、そしてすらっとした脚、そんな普段着ですらすれ違う人がつい目線をやってしまうくらい着こなしている。



素通りしてもよかったがせっかく会話出来るようになったんだし、少しからかってやるかと思い集中してる、月の方へ向かいそっと近づきスマホを月を見せる。


葉っぱついてますよ。


その文章を見るなり腰に手をやり、え?どこですか…と言いかけた所で視線を相手の顔に向けひかると認識した、瞬間周りに響かない程度の声であーびっくりしたもーと言わんばかりの表情で見つめる。



「天音君ってそんな一面もあるんだね」

「いや、何がすごい集中してノート選んでたからちょっと緊張ほぐしてあげようと?」


ふふっと笑いながらなにそれと答える。

元からの性格もあるだろうが初めて喋って日が浅いにも関わらず割とフランクに喋れている月。


「天音君は何買いに来たの?」

「お、おれは…そこの設定考えてなかった。ごめん設定考える。」


軽く笑いながら設定って何と突っ込む月にひかるも少し頬が緩みながらも会話を続ける。


「あれだ俺もノート買いに来た」


「嘘ばっかり、買いに来たのは焼きおにぎりでしょ」


袋に指を差して答えた月に対してひかるは勘がいいね、どうしてバレたのと言えばいやいや丸見えでしょ。

とすかさず突っ込みを入れる。


頭のいいひかるが繰り出す会話のキレとノリのいい月の二人はまるで何年の付き合いもあるかのような会話っぷりである。


「って言うかそんな焼きおにぎりばっかだと身体壊すよ?月お姉様が手料理を作って差し上げましょうか?」


月としてはまだ会話のノリが継続してると思いふふんと笑いながら冗談のつもりでひかるに問いかけた。


「まじ!?誰かが作った料理食べてみたいと思ってたんだよね!」

「へ?」

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