第1章3節 新たなエリアに向かう
「あれ?危険は察知出来るんだあ・・でも、ふふ・・良く見たら、可愛い顔しているじゃん、お前、あたいのペットにしてやろうか?」
「な、何を言っているんだあ?アカネはよお」
シンタの眼が点、流石にその言葉には引くのであった。
「お兄い、要するに調教出来てない、こいつは野良犬ってやつでしょ?でも、あたい達の言葉を話すだなんて、そこはナイスじゃね?」
「な、ナイスぅ?」
リンドウの眼が再び点に。しかし、アカネの行動って言うのは、何時も規格外なのだ。
「おい!お前の名は?」
「む・・俺と同じ言語を話すのか、さっきもそうだな、リンドウってよ」
「あんた、馬鹿なの?あたいの事を知らなくてもさ、リンドウの事は知っているんじゃなかったの?もう忘れたの?」
「あ・・いや、俺は人型の方を食っちまってから、あらゆる記憶が飛んでいて・・とにかく、ここでは全てが敵だからな。だから、お前達が襲って来る前に攻撃を」
「何だ・・会話が出来るんじゃん。そうよ、あんたが襲って来る限り、こちらも襲うし、食いもするわ。で?やるの?あたいと」
「いや・・なんかお前は、俺の頭の中に色んな画像を送って来た。丸焦げになった俺とか、俺が何か忘れているような記憶のようなものが・・今、訳が分からなくなって混乱しているんだ」
「人型を食っただと?それが、本来のケンゾウお前自身なのにか?」
リンドウが言う。




