第1章2節 自分達と同族か?
「でも、長刀って、貴方がリンドウ君に与えたものじゃないの、矛盾している」
「ふふ・・その*遺体と共にあったと言う事だ。そう言う指摘はするのだね、君も」
「道具の事は、シンゾウは何も子供達に伝えては居ない筈。私も教えなかったわ」
「それは、恐らくシン君が密に教えたんだろう。ある意味正解では無いのかね。私もリンドウ君に渡したのだから」
「やっぱり、それで確定したけど、*リンドウ君は貴方が創生した試験的人型再生細胞体なのね」
*この事が大きな意味を持っている。後記には矛盾が生じる話が出て来る
ワカナは、その真実を知ってしまった。
「子供達に教えるかね?しかし、無駄だ。彼らはこれからも人型として共闘しながら生き延びて行くしか無いだろうし、私はそれを指揮したり制御したりもしないから、その点だけは安心したまえ。また、子供達は即ち私の孫達でもあるのだからね、彼らを攻撃しようとも思ってもいないさ」
「そういう言葉は、感情が希薄な貴方の建前だけに聞こえてしまうわ、どうしてもね・・」
ワカナはそこで再び会話を切ろうとしたが、
「もう少し・・これだけは君に伝えておく。デマルクの体内では、あらゆる物はその消化液によって溶かされる。そして、第300もある胃腸内において、分解され、或いは再生され不毛な大地は肥沃な土地として生まれ変わるのだ。現地球にとっては必要不可欠な生命体なのだ。だからこれを攻撃してはならない」
「そのデマルクに、私を動けなくして、その助けようとしたシンゾウを飲み込ませたくせに!」




