激しさを増す戦闘
シンゾウ司令官の号令によって、さっと宇宙特進路に逃げ込んだSKI軍は、瞬間を待っていたように、地下で大爆発を起こしたジャーク星の画像を地球上で見る事になる。地下に居た約100体のジャーク星人は滅し、その本体である電脳も完全に破壊された。もう彼らの手足は奪ったのである。彼らには製造工場も、全てを司って来た電脳も存在しない。
SKIは言った。
「もう二度と、この星から他星に侵入する事は無いだろう。ミッションは終了する」
「おおおっつ!」
ジャーク星との戦いはこうして終わったのだ。残り100体のジャーク星人はこの星と言うかビリヤン星と共に、恒星の寿命が尽きる時、終末を迎えるだろう。しかし、それは死では無いのだ。これが無になる事はない。そのエネルギーは消える事は無く、次の風船宇宙に流れるかも知れないし、この宇宙空間でまたどこかに吸収され、そして彼らは急速に科学力をつけて行くのであった。地球再生プログラムが開始された。人口問題は簡単には解決しない。ビリヤン星人の復活計画も、やっとこのビリヤン星電脳が理解を示し始め、相当の情報を何重にもセキュリティが、この電脳を創設した先祖が設けていたが、SKIが外せるようにまでなった。
そこで優達特別研究室の7名が会議をしているシーンから、また次章が始まって行く。




