激しさを増す戦闘
リンドウがもう何度も闘っている相手だが、全力で飛び退いた。傍にララが来た。炎射攻撃で、援護をする。ララの熱波攻撃は独特であり、強烈だ。ジャーク星人を炎で包むが、既に対策は出来ているようだ。すぐにその炎は消える。
「リンドウ軍団長、もう、うちの炎の攻撃は通用しないようだけど、一瞬退かせる事は出来たようなの。とにかくあのソードよね」
「ああ・・新な情報として、どうやらビリヤン星で開発されたものらしい」
「成程、泥棒って言う言葉を教えて貰ったけど、他人の持っているものを許可なく自分の物にするって言う意味よね」
「それは、俺達もそうなのかも知れないけどさ、ビリヤン星電脳も納得して、宇宙航路を教えてくれた筈。無許可では自分の物にはしてねえからな」
「うん、で?相手も様子を見ているっぽいけど、こちらの攻撃力を一応は警戒している見たいね」
「スマを呼ぶか・・近くで居る筈だ」
「3対1で戦うの?」
ララが不満顔だ。
「いや、あのスティックを分捕るのさ。許可無くな。あいつら、これが無かったら、俺達と五分五分だぜ?戦闘力もさ」
「成程・・スマなら、あれを分捕る位はやれそうね。あれ・・もう来ているじゃん」
スマはテレパシーが使える。いや・・光信の方がとても強いのである。そんな事は、もう今眼前に居るジャーク星人の手からスティックが消えた事からも分かった。
「ふ・・これを奪取するって言う作戦。あたいも乗ったよ」
スマも豪将の一人だ。とても頭抜けた戦士である。3体1・・そんな卑怯とか正々堂々とかの戦いはもうナンセンスだった。このスティックを奪った3人は、このジャーク星人1体を完全にこの場で倒した上に、そのスティックで滅したのであった。
ようやく、敵の武器で敵を倒すと言う事と、このSKIが分析した所とこのタイミングで新たな情報が送られた。




