激しさを増す戦闘
シンタが決断をした。そして、戻ると、レーザー銃使用を願ったのだ。流石にシンゾウは、
「うーーーん。戦闘力が高い事も、やっかいな相手だとも思うし、お前達軍団長でもなかなか歯が立たないって事も分かった。やる事も全部試して見たって事もだ。透明体で今探っている部隊も居るんだがなあ」
「でも、透明体になるのは真裸じゃないんすか?」
「ああ・・そうだよ」
「ジャーク星人が何かが居るって気づいて、毒霧を吐いたり、まだ他にも全身棘状の体で、それがとても地球人種にとっては有害な毒じゃないっすか。触れでもしたら、一発アウトっすよ。俺達でも再生出来ないかも知れないって聞いた所っすよ」
「うん、それもあって、今撤収させた所だ。まだあのサンプル以外、一体も倒せてないんだよな」
「ええ・・逆に倒された者も居るから、俺達が行ったんすよ、今回」
シンゾウは腕を組んで考え込んでしまった。今の所対策が見いだせないのだ。シンゾウは雄太に現況を伝えた。ランの策が無いかと思ったのである。
「うん、状況は良く分かったよ、彼ら二人の豪の者でも倒せない相手であり、そうだね、まずは宇宙船を破壊しようかな」
「えっつ!」
宇宙船を破壊する?またとんでも無い言葉が突如出て来たのである。シンゾウがきょとんとした。
「良いよ、レーザー砲を使えば良いし、レーザー銃が効くかの検証もやったら良い。ただし、これをやるのは戦闘型クローンだ。良いかい?これはロボットなんだよ、分かるね?シンゾウ君、そこの違いとこの作戦の意味合いが」
「他星にこれ以上進軍させない事ですかね、一番は」
「うん、そうだ。積極的にジャーク星にこちらが戦闘を仕掛けているのも、それが一番目的の作戦なんだよ。じゃあ、他に何があるのかと思えば、その足を奪えば良い。彼らも実は資源が枯渇しているんだよ。そう多くの宇宙船はもう製造出来ないようだ」
「そうですか・・そこまで把握を」




