表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
者々共出会え!  作者: 白木克之
594/640

判明した異世体人

 アカネとケンゾウの会話である。アカネの熱波攻撃も相手側の武装備によって通用しなくなっていたのだ。ケンゾウの重力攻撃は有効であったものの、逆に自分達が敵わぬと見た相手には向かっては来なかった。ケンゾウは最も上位にマークされているようだ。敵は非常に知略があった。戦闘力については、アカネのような超能力について驚いていた節があるし、彼らの中でバクム以外のこれは、クローン生体である事も雄太によって推理され、その通りだったが、硫酸系の霧を噴霧すると言う点ではロボットに近い存在であった。つまり、彼らの兵軍そのものが人工的に生み出されたクローン生体である可能性がここへ来て分かっていたのである。


「ふむ・・戦闘用生体ロボットか・・もう数百年前から地球に訪れ、こちらの生体を調査していた。怪物達が跋扈している過去には攻撃も仕掛けないで観察を続けていたと?現俺達生体が、これ以上増えない為には駆除の選択をしたと」


 サネアツがかなりの部分まで解析をしたようだ。


「あちらの惑星は、既に破滅に向かっており、新な移住先を探していた。そう言う星が複数あって、地球だけでは無かったんだな?」


 複雑なコードがどうも言語の役目をしているようだ。この星には既に本来の生命体の数が激減しており、自己繁殖する事は無くなっていた。その点地球の過去時代もそうであったが、滅びゆく種としての行く末でもある。双方の電脳がその星を支配していると言う部分においては、一致したようだ。ただし、SKIが支配をしていないと言う点では若干の違いはあるが・・。

 サネアツは、この高度な科学力を現地球が取り入れ、学ぶべきだと考えている。しかし、危険な事は言うまでも無い。SKIが飲まれる危険性の方が高いのだ。


「ふむ・・つまり、この惑星においては既に元の生命体は消滅してしまったのだと?」


 SKIがサネアツに対して、こう言う解答を示した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ