異世界との戦い編
「ごおおおおっつ!」
その瞬間、その異世体海獣の口から、夥しい粉末状のものが噴出された。
「あっ!危ないっ!引けっつ!」
攻撃態勢に入っていたシンタ軍だったが、シンタの号令でさあっと引く。
ジュジュジューー・・その液体様のものが降りかかった大地は、真っ赤に焼けている。
「あっぶねえ・・こんな奴なんて今まで居なかったぞ」
シンタが呟いた時、
「助太刀するっ!」
その背後に今まで近くに待機していたリンドウ軍が姿を現し、その異世体獣に向かい、矢のような物を無数に放った。
「シンタっ!上から行くぞっつ!」
「あ、おうっつ!」
リンドウとシンタは空中へ。この連携はもう何度もやっていて、異世体獣の口をまず封じる事で、空中から攻撃する手段を一瞬の中で判断したのだ。その間再びシンタ軍は熱波攻撃を、リンドウ軍は無数の矢を異世体獣の口に放っている。シンタ軍と異世体軍の戦闘が開始される。双方はほぼ互角の様子で、倒されるが再び起き上がり復活するシンタ軍にかなり戦況は押し気味になりつつある中、異世体獣は口を封印され、シンタからの空中からの強烈な彼自身が『ドガン』と言う圧力を込めた数十トン級の重力波をその巨大異世体獣に浴びせると、
「ぐおおおっつ!」




