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第二部 突如新世界が広がる
彼らにとって過去を知るのは、もはや地球連合国20か所の国主達と『潜水艦大和』の隊員達、今も一部の者しか扱えない感車部隊、AD種種族と言うが独立している国の3万人居る国の者達だけだ。後の者は平和な時代に生まれ育ったから、怪物の存在は習っていても、現在の地球にはたまに攻撃して来る怪物は居ても、現人種はとても強く、怪物達にとっては既に敵わないのである。それぞれに特殊な能力を生まれながらに持つ者達で構成されているし、不老不死の体が備わっている。その内、地球上には狭いと思える時がまたやってくるだろう。幸いにも食に窮する事は今の所は無いと思われるし、水族と言う人種も海に進出している現在であるが・・
「ずばり言おう。これは地球外生命体であると思われる。又、旧時代のワクイ型生命体でも無いし、その血脈は今も地球上にはあるが、殆どは人族に害を与える存在ではなくなっている」
「では、どこかの星からですか?」
「まあ、一般的なる見解で言えばそうなるな、しかし、先ほどの話を何故したのかを復唱して見るが良い」
「え・・じゃあ、異世界からと言う事ですか!」




