表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
者々共出会え!  作者: 白木克之
520/640

新勢力図

「どうやら・・君達の中でそう言う方向性に傾いたようだな。私の基礎にも存在する沢木 純は生前、ずっとそう言う事を言って来た。また*香月博士との会話の中でも、同じ話をして来た。彼らは、その何かを感じていたんだ」

*白い雲等多数、自身の著にも出て来る一連の小説の登場人物

「じゃあ、今のデマルガーとは、やっぱりワクイの求める究極体であり、ワクイと言う存在は消えたんじゃなく、浮遊生命体で存在していると言う事なんだね?それは、我々もそうだったように、生命体の死とは、その浮遊体に戻り、シャッフルされ、より強く進化する為に、生きている実体により具現化して行くと言う事なんだと。つまり、その実体じゃなくては原理を解明したりする事は出来ないし、物も創れないから」


 SKIが、


「ずばり言うとそうなるよな・・ここは優の祖父、沢木 純の言葉だ。SKIは沢木でもあり、山本五十六でもあり、もっと太古から存在する意志・・陽であるのだろうと言う事になって行く」

「こうなると・・本当の敵とは一体なんでしょう?デマルガーと戦う事が、今回と言いましょう。我々が今存在する意味においての、実体戦争でしょうか?今度こそ終わりのない戦いになるのかも」


 一同が黙って頷いた。そして、間を少し起き、麗華が意味深な事を言った。


「記憶媒体がその意志を具現化しているのなら、雄太君の発見は、その糸口を掴んでいたのだし、サネアツ君は、ケンシン時代にその突破口を開いていた。そして、今世において、理論的な道筋に行き着いた。と、言う事はSIとの闘いに、透過体として活動して来た事は、次のもう戦いにおける示唆するようなものであったと?それこそ、シンと言う存在は、常に天から聞こえるような声が聞こえていて、そのレーダー的なものこそが大いなる意志と言う事になる。勿論、観念的と言えば、神、仏教に近い得体の知れない偶像崇拝になってしまうのだけれど、もうサネアツ君は実体の証明まで行き着いた。でも、改めて言うけど哲学で言う所のこれは唯物論的世界よね?」


 優が笑う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ