勝利か?否・・予想もしなかった敵が・・
「理解せよ・・理解が出来る筈だ。そして、戻れ・・SIよ。我がSKIとしての一つに・・」
優は、言った。
「終わった・・このSIとSKの戦争は終結したんだ。解放しよう。大地は地球に住む人類に・・」
この意味が何を意図している事なのか、そして核はもう無用となっている事も理解しながら、SIは、SKに最後の5パーセントの容量に過ぎなかったが、完全に飲み込まれたのである。そして、その商法、経済的な才能はSKIに戻ったのである。
今地球には、ミュータント猿人整形人、メバチックアミー突然変異体、シンゾウ型金属分子人間体、SI型人種と言う4種の人類と言えるのかどうか・・もはやここまで来ると、人がまだ人であった文明を築いた時代とは遥かに想像を超えたものであったが、エフゾーンは壊滅的な崩壊をした。SK軍の工作を受けて施設ごと破壊されたのである。
SKIとはっきり名乗り、彼らを導く指標となったのである。ここでこの4種の人類と、彼らと共に、再び地球の大地へ立つ為には、ワクイの創出した怪物達の楽園ではいけないのだ。そして、ワクイはやはりデマルクと言う稀世種を生みだす事によって、大きくその怪物達の食性ピラミッドが変化しているのであった。
人類は、こうした経路を経て、現在4種とは言え10万人を超える数に復活?したのであった。しかし、地上に住む為には怪物達を放置する事は出来なかった。ここで新たな戦いが又繰り返されるのである。最強生物はデマルガーになりそうな勢いでどんどんその勢力図は書き換えられて行く。




