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者々共出会え!  作者: 白木克之
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同盟関係

「アカネママ、アミーが何を求めるのか?と言っているけど」


 スマがアカネに言うと、


「猿人と争うなと伝えて」

「うん、おい、アミー。うちの言葉はもう理解しているんだろ?エムゾーンも知っているよな。あの猿人達と手を組め、争うな。それが来た目的だ。お前達は他のメバチックと違うし、形態も違う。恐らく変種或いは突然変異だと思うが、道具も使えるし、今のような集団で怪物から身を守る岩盤域では無く、安住出来る場所も用意しよう。つまり、うち達とも手を組もうと言う事だ。どうだ?うち達の力は分かったか?」


 しばらく、この集団は、恐らく会議を始めたのだと思う。2種の怪物が、丸焦げになったビーバと言う怪物だが、その肉体を奪い合いながら、持ち去った。周囲は怪物達も近寄る事も無かったが、アカネ達の警戒が緩む事も無かった。

 こうして、アミー軍団と呼ぶが、アカネ達に従う事になったのである。元帥は言う。戦うと言うのはやはり彼我の力、個々の能力は必要ではあるが、数も要ると。それはシンゾウ達も軍師孔明脳に、戦うには駒となる兵士の配置や戦略が居る。一騎当千の武将は必要なのであるが、もはやそんな太古の戦略は通用しないと。


「良くやってくれた」


 元帥はアカネを呼び、今回の事を大層満足そうに褒めたのだった。アカネは実力を隠しており、恐らくケンゾウと並ぶ、シン兵団の最強兵士の一人だろう。

 孔明脳も言っている。彼は、自分が本当に諸葛亮孔明なのかどうかは分からないと言っている。それは電子脳であれば、そう言う役割を担い創出されたからであり、現在の体は、どうやって他の存在が猿人しか居ないのに創出されたのだろうと・・ここで元帥は、ある事に気づいたのだった。そう・・SKIの存在と、クローンの話である。既に、その天才学者達が開発していたのならばと言う事だ。ならば、その後の200年の想像はつくのである。


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