第1章2節 自分達と同族か?
「おおっ!結構俺達は満腹なんだけど、これはバクダンより更に美味そうだぜ」
口に入れると、バクダンより更に美味しい肉質であった。シンタは、すぐ『感車』を傍に寄せ、そこからバクダンの肉を取り出すと、リンドウに言う・・
「おいっ!リンドウ。有難うな、こっちもバクダンの肉をやるよ!こっちも食って見ろ、何か、この2種の肉を一緒に食うと、力が漲るような気がする。だって、5頭のコモリゴンは、何故か俺達と距離を開け始めたぜ・・」
「お・・本当だ。なら、今の内に全部食っちまおう。その肉もくれよ、シンタ」
「おしっ!リンドウ、お前とは何となく一緒にやれそうだし、A地区には俺達同型人種って言うのは、他にはパパッチとママリンしか居なかったからな」
「お前達、両親が居るのか?」
「ああ・・お前は?」
「話すと長い・・とにかくこのコモリゴンを徹底して殺っとかなきゃ、次に進めない気がするんだよ。俺もこのB地区って言う場所しか知らねえが、闘う中で色んな情報が頭の中に伝わって来るんだよな」
「そうか、何だか俺達と似ているな。じゃあ、大急ぎで食っちまおう、コモリゴンが距離を開けている間にさ」
そう言うと、もう1頭のコモリゴンの焼き鳥?を平らげた3人、そしてリンドウも大食いだったようだ、渡したバクダンの残り肉も短時間に全て腹に収めたのだった。そして、こいつは食うのがとても速い、飲み込むようにその肉片を口に入れたのだった。
「リンドウ・・お前は早食いだなあ、良く噛んでから食えよ。じゃあ、お前が食い終わったら、加勢しろ、俺とアカネはどうやらコモリゴンの攻略法を見つけたようだから、こいつらをまず殺っとかなきゃ、空は危なくてしょうがない。全頭を焼き殺すぞ、今からな」
「おうっ!食い終わったら、すぐ行くぜ。腹が満たされりゃ、力もモリモリさ」
シンタもアカネも、勝利を既に確信していた。やはり上質の肉を食うと、力が沸くのだ。そして攻撃力も、その知力も湧き上がる気がするのだ。リンドウもバクダンの肉が美味いと、どんな食欲なのか、渡した半分の肉を猛烈な勢いでやはり飲み込むように食って行くのだった。しかし、闘いに集中しているシンタとアカネにはその様子が眼に入る事は無かった。




