どちらが早いか・・
この間に何が起きたかと言うと・・突然目を開けたランガーは、シンタに襲い掛かろうとした。しかし、隣に居たシンが、
「おい、ラン。お前の相手は俺だよ」
「ラン・・誰だって?俺はランガーだ!」
「いや、違うな、俺の時代にはそんな名の奴は居なかったぞ」
「何だと・・お前は誰だ・・」
ランガーの眼前に立ったのはシンだった。シンタはその後ろで睨んでいる。
「俺はシン・・こっちのシンタは孫だ」
「まご・・?シン・・?」
ランガーは不思議な顔をした。
「言っても分かるまいな、俺の時代には、人間が自己繁殖する事等無かったもんな、だが、アマンと俺は自然に性交をし、子を成した。その子シンゾウも、ワカナと同じく性交をし、子を成した。つまり、俺からしたら、3代目になる。それを孫と言うんだよ」
「何を・・言っている・・理解出来ん」
ランガーは、首を傾げた。今すぐ襲って来る様子は無いようだ。シンは続ける。
「もう一度言うがな、シンゾウは今ここに居ないが、俺とアマンの子なんだ。つまり、2代目となる。お前の記憶に俺の顔はないか?」
「待て・・頭がずきずきする。お・・俺は・・」
ランガーは頭を抱えた。アマンは、
「シン・・体は何故か変化をしているわ。もうランガーでは無くなっていると思うんだけど、急に情報を与えたら、頭が混乱するわ」
「分かった・・良し、ランガーのままで良い。少し落ち着いたら、俺と戦って見ようか、武具は無しだぞ?素手だ。お前とシンタが戦ったようにな」
「そうか・・俺はシンタに組み伏せられたんだ・・しかし、その後記憶が・・」
「武具の持たないお前が強かったとシンタからは聞いている。そうだよな?身体能力的には、お前も特級クラスの一員だった」
「何・・だって?う・・又、頭が」
ランガーが再び頭を抱える。




