戦局が更に変わった
アマンは、シンを向き、
「ねえ、シン、貴方は何で脈路の無い今の話からそんなバリアでレーザー銃を防げる話になるの?」
「いや・・シンゾウ、そう思っていたんだよな?お前は」
「ふ・・父さんにもテレパシーって言うのか?それがあるんじゃないのか?うん、思っていた」
アマンは頷き、
「そう・・言う事。シン・・貴方もその体が変化して来ていると言う事よ。もう光信も使えるようになっているんでしょ?」
「うん・・何となくな。以前の俺とはやっぱり少し違って来ているとは思う。アマン、君だって、遺伝子工学だけではない、工学博士、理学博士、医学博士的な才能が言葉の奥から見えて来る。そして、ワカナ・・君がシモンであったならば、今回の攻撃力は、また一つの殻を脱いだんじゃないのか?その君なら、この金属的生体を監視する役目が担えそうな気がする。いや・・これは俺の第六感と言うものだ」
「父さん、それって予知能力にも近いんじゃ・・ああ、そうか。数々の過去の試練を全てクリアして来たのは、父さんのその特殊能力があったからなのかあ」
シンゾウが勝手に納得しているのを見て、アマンは笑う。
「シンゾウ、これはね。本来原始の地球人が持っていた感覚なのよ。そして全ての動物にはそれが備わっていた。しかし、現在の怪物達には殆どそれが無い。その感覚があったランクが下の怪物達は、もうこの数年で殆ど姿を消したからでしょうね」
「つまり、それは、進化と言うものかい?」
「進化・・果たして、それがそうなのかどうかは分からないけど、急速に変化していると言う事を考えれば、恐らく我々にも怪物達が手に負えなくなるでしょう。現にワクイ軍団も、武具が無ければ怪物達には通用も出来ない。人型と言うのはそれだけ脆弱な立場でもあるからよ」
「でもさ、母さん、反論するけど、俺達にも特殊能力が宿りつつある訳だろ?最終的に地球に残るのは誰だ?見たいなサバイバル合戦だよね、何度も言うけどさ」
「まさに・・その通りなんだよ」




