戦闘が変化した2第三の敵?
「で・・続きだけどさ。そのシンじいちゃんの仲間に、天才的医学博士と天才的発明家が居たんだろ?ワクイがその者を使役していたら、こんな創造と再生、道具の生産も可能だよね。まさか、ワクイがロボットを使役して居るって言うのも変な話なんだよ。その電力を生み出す事位は可能かも知れないけどさ」
「おう・・そこか。だが、はっきり確信出来る事は何も無いんだよ。ワクイ自身が天才博士だと言う事もあり、遺伝子とかその筋の研究者だからなあ」
「つまり、自分で全てを機能させていると言う事なん?」
「まあ・・そのようにとらえているんだがなあ」
「だってさ、それっておかしくない?」
そこでワカナが、
「シンタ、おかしいって、どう言う事なの?」
「だってさ、こんな強力な武具まで持っていて、こちらのような感車も無いワクイがどうやって俺達を監視しているんだい?」
「ああ・・それは感車程では無いが、ワクイが地球を脱出した時に乗っていた超高速飛行出来る乗り物があるんだ。それで監視していると考えている」
「じゃあさ、その乗り物から攻撃し、俺達が邪魔であれば消す事も可能だろ?何で自分の兵団を組織し、戦いを続けているんだ?不毛だろ?互いに再生されるんだし、こんな戦いなんて、怪物を地球上に創生させている時点で不要じゃないのかい?」
シンタの言う事はとてもシンプルだ。
「でもな、ワクイは父シンに対してある種の恐怖感を持っていると思うんだ。ワクイには、父シンに予想もつかぬ攻撃をされたトラウマがあるようなんだ。シンタ、理詰めで考える事は良いが、その父シンの持つ、予期せぬ反撃を常に警戒をしていると思うんだよ。そして、人型再生タイプを地球上に持って来た事も、その人型の可能性を追求しているんじゃないかなと、俺はそう思っているんだ。常に研究者とは、実験・検証を主とする。どっちかと言えば、俺も学者風の者だからな、敢えてシン軍団と自分の兵団の力比べをしているんじゃないのかな?その間に、怪物達はどんどん進化を続けている。まだ解放されていないエリアはあるし、お前は海と言う場所も知らないだろう?」




