戦闘が変化した2第三の敵?
「ええ、自在型変異機能を備えていれば、当然そうなる。だって、究極の戦争ロボットなんだもの。それも、資源さえあれば無限にこれは誕生出来るでしょう」
「そんな・・じゃあ、ワクイの怪物創生と双璧を成す?」
「恐らく、ワクイ型Ⅱ型生命体では歯が立たないでしょうね。ただ、一方的に消滅させられもしないと思うけど。だって、デマルクと言う怪物が実際に居る。これを破壊しようとすれば、やはり無限対無限の戦いとなるでしょうから」
「何てことだい・・これが、地球が生み出した新たな怪物なのかい?父さん、母さん。この年月の中で又違うやり方で、徐々に熟成されていたと言うのか・・」
シンゾウは言葉を失った。しかし、シンは首を振る。
「いや、そうとばかりは言えないぞ。先に言ったが、あくまで先祖が求めたものは、使役する側とされる側の縦分けだよ。確かにこの金属風の物は時代的に考察すれば、1000年を経る。恐らくもう少ししたら誕生するのだろう。しかし、俺達はその対象を予測する前に、使役側の者達の誕生をも予測していただろう?」
シンゾウは知らなかった。アマンとワカナがその時コンタクトを中断させられていたからだ。
「じゃあ、その対象はどこにあるんだ?父さん、母さん。それは、二人が生まれた、また現兵士達が生まれたシステムとは別にあると言っているんだよね?少なくても現兵士・・彼らはⅠ型人間なんだろう?」
「ええ、そうよ。Ⅰ型である筈よ」
「これは、何型なんだ?」
「何型であるかは重要では無い。しかし、全く異種の仕組みである以上、我々も言わねばならない。シンゾウ、良く聞くのよ?貴方とワカナだけ今はここに呼んでいる事を理解して欲しいの」
「え・・?」
アマンは言う。車座に4人はそこで座った。




