地下では・・
リンドウもそこは頷く。彼らは今離れた場所に居るのだが、リアルにそこに居るかのように、眼前に二人の姿が見えて話をしている状態で会話をしているのだ。これも、彼らにとって見ればもう当たり前の事であり、今まで疑問に思った事は無かった。それも、自然と能力のレベルアップをしている証左なのであるが・・。
「ああ・・俺も、コモリゴンの戦闘力も、シンタ、アカネから聞いていた当時よりすげえ上がっていて、恐らくランク的にも8クラスはあるんだろうな、そんな多勢に、たった一人じゃ不意打ち的に食われたりもしたさ。けど、シンタは何でだ?以前は俺もそうだが、何度もガラークに食われたけどさ、でも最近は違うだろ?」
今度は、シンタに二人が首を傾げる。シンタはわざと食われているなんて、自分から言った事も無かったのだ。シンタは、実はシンゾウ譲りの研究肌の者でもあり、探求心の凄く高い所は、祖父シンのやはり血統のようだ。アカネは祖母アマン譲りの分析力に長け、判断力も優れている。つまり、知的派に属する。シンタの場合は実践派とでも呼ぼうか、そう言うタイプの者だと言う事が分かって来た。と、言うのも、彼らはまだまだ成長途上の者達だ。ワクイが自分の産み出した生命体を実験場にしているように、あらゆる可能性を試しているのだ。
シンタは言った。
「俺さ、パパッチがデマルクに食われたって言ったじゃん」
「ああ、かなり再生まで時間が掛かったとも聞いたぞ」
「でもさ、あの時のパパッチと今は違うだろ?俺達もそうだけどさ」
「ああ・・確かにちょびっとは違う気がする」
「ちょびっとか?」
シンタが突っ込むと、リンドウは、
「だって、ガラークとかにやられていた頃とは違うし、それは俺達も色んな怪物や、ワクイ軍団と戦って来ているからさ。つまりは経験値見たいなもんじゃねえの?それは」
「ああ、俺もそう思うぜ」




