原理論の違い
「つまり、今ワクイも俺達もその方向性でやっていると言うんだね?」
「勿論そうなる。そうせざるを得ないだろう?アカネ、聞くがお前の念波でメバチック以外の怪物をコントロール出来るか?」
「うーーん・・脳波をある程度コントロール出来ると言えば、単語を理解出来るメバチックは確かに操れると思う。でも、他の怪物は、例えば自分達が食する怪物達の情報を画像で送ってやれば、そっちに向かわせる事も出来る。逆に自分達より強い怪物達の画像を送り込めば、逃げる方向には例えばワクイ軍団が居るとかね」
「ほう・・かなりのもんだなあ・・」
シンが感心すると、アマンが
「シン・・今はそっちじゃないわ」
突っ込みが入った。
「おっと脱線したかな?つまりな、二人には俺とアマンだけの秘匿にしていようと思っていたんだが、見せるものがある。その前に、お前達の音信がどんなものかをテストした訳だ。シンゾウ、お前がワクイの居場所を見つけたと言うのは、つまり自分の発する音信に、戻って来る距離と位置を掴んだからだろう?アカネもそうだ。跋扈する怪物達に数多くの音信を発し、これは誘導出来る、出来ないと言う他に、その位置情報も正確に掴んでいなきゃならない。だよな?」
「あ・・うん。そうなるのかな・・」
アマンが、
「良いのよ、アカネ。貴女が全部を知る必要も無い。でもね、私とシンはもう貴方達の能力を把握出来た。いえ・・きっと貴方達は、それを増幅したり、縮小したり色んな使い方が出来るようになるのでしょう。シンが言いたかったのは、もう私達と貴方達の体の構造自体が変化しているって言う事なの。だからこそ、これから見る対象について、私達は非常に注視をしているし、とても重要な事なのよ。一端は秘匿しようと思った。しかし、これは私達だけでは解明出来そうにないし、とても危険をも孕んでいるのよ」
「一体・・何が・・」




