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者々共出会え!  作者: 白木克之
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空から・・

 この時、奇妙な提案をアマンは(ワカナ=シモンと既に判明したようだが、ワカナはシンタ、アカネの母親なので、そのまま呼ぶ)したのだった。


「ワカナ、貴女はランガーの旧式の銃と言うものの仕組みが分かるわね?」

「ええ・・筒の中から圧縮・爆発された鉛の球がその圧によって飛び出すものでしょう?でも、とても精度も低いし、射程距離はせいぜい200M位かしら」

「ふふ・・それだけ分かっていれば十分よ」


 アマンは笑った。そこまで詳細を聞いた訳では無いのだ。


「貴女には、電撃と言う能力が備わっていると思うのよ。今やっている通信能力はその一つ。なら脳内破壊と言うアカネの攻撃力も、貴女自身が持っていると言う事よね。ただし、ワクイは、既に彼らに指示し、防御パルスを発生する防具を与えているわ。でも、そのパルスを乱す事が出来れば、彼らの防具は無用化する。それも一つの方法だけど、彼らの道具をこちらに奪って来る事は可能かしら?」

「え・・それは、通信だけではなく、手を使わずに物を動かせるかって事なの?」


 アマンはにこりとした。


「ええ・・その昔、人間には特殊能力に念動力と言うものがあった。それは、自分の手を動かさずと物を動かすと言う能力よ。貴女を見ていると、とてもその能力が高いように見えるの。少しずつで良いからその訓練をやって見ない?」


 この世界での常識等合っても無いようなものだ。念動力と言うのは確かにSFチックな夢物語には出て来る。しかし、このテレパシーであるとか、リンドウが実際使っている超音波発生、音戟おんげきと呼ぶようにしたようだが、アカネの光戟こうげき、それはワカナにも同じ能力がある。しかし、実際にワカナがアカネと同じく光戟を使った事は無かった。使えば恐らくアカネ以上の破壊力を秘めている事をアマンは示唆しているようだし、この光戟はその強弱によって物体を動かす力があると言うのである。つまり、夢想世界では無く、物理的に可能だと言っているのだ。ワカナは戸惑いながらも頷くのであった。


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