表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
者々共出会え!  作者: 白木克之
136/640

第1章6節 そして動き始める

「とにかくだ。絶滅した人類と言う定義の中で、シンじいちゃんとリン、ケン、アマンばあちゃんは、生き残っていた。この地底湖にその時居たからだ。それを先に説明しないとな、そこからお前達も何かを知る事になるだろうし、今の状態では外になんて出られないぞ、良いか?」


 そう言うと、頷くしかないシンタ達であった。


「さあ、飲め。恐らくお前達には今空腹感が無いと思うが、どうだ?」

「あ・・食いしん坊のあたいが、そう言えば・・」

「あ・・俺もだ」


 全員がそれを自覚したのであった。


「ここはな、だからそう言う場所なんだよ。リンドウ、ケンゾウ。ワクイが再生したとは言え、お前たちは父シンに一番近い人間型同位体なんだ。だから、シンタ達と不思議に馴染めたのかも知れない。そのDNA・・記憶媒体の中にそう言うメモリーがあったんだろう」

「また・そこが良く分からねえっすけどね・・人型同位体、再生体って何なんすか?」

「まあ、それもじっくり話してやるさ、俺の知っている限りにおいてな・・俺の母アマンは、ワクイと同じ研究者だったが、父シンは第六感を持つ者だった。その辺からの違いもあるのさ」

「はあ・・・」


 そんな断片的な情報を貰っても、理解出来るはずも無かった。とにかく、今この空間には敵が居ないと言う事だ。

 シンゾウが彼らに飲ませた水は、すぐ効果があったようだ。シンゾウ以外の4人が眠りついたからだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ