表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
者々共出会え!  作者: 白木克之
135/640

第1章6節 そして動き始める

「少し、ここで休憩をするか・・」


 シンゾウが手を挙げた。この地下に入ってから、何も食べていないし、飲んでも居なかった。だが、不思議と喉も乾かないし、腹が減ると言う事は無かった。

 アカネが、


「ねえ、パパッチ。ママリンとの通信が出来なくなったよ」

「うん、そうだろうな、ここでは一切のそう言う音域と言うか、父シンから教わった光域・・つまり振動波の一種と言うものらしいが、通用しないと言う。アカネも俺もそうなんだが、耳目の器官と言う部位の中で、その波長を捉える事が出来るらしい。音波でもない、振動波でもない。一種独特の光音源と言うものらしいんだ。それ以上は俺も詳しくは無いんだがな」

「ふうん・・じゃあ、外からも遮断されているから、俺達はワクイに発見されなかったと言う事かい?」


 シンタが聞く。


「ああ・・ママリンからもある程度は聞いているだろうが、元々父シンがこの絶滅状態の中でも生き残れたのは、今から行く『龍の巣』と呼ばれる地底湖なんだよ。ここではお前達も知っているように、発光微生物が居て、明かりがある。そのミネラル分によって、俺は育ち、お前達も育った。ここに居れば、200年前にワクイがこの地球に振りまいた、特化生命体の種の影響は受けないからな」

「特化生命体・・?怪物達の事?」

「そうだ。凡そ原始地球から500年まで生息もしていなかった生命体だ。ただし、元地球内に存在したDNA、遺伝子の中から独自に手を加えたものだ。ワクイは元々その研究者であったらしいからな」

「じゃあ、やっぱりワクイって悪者じゃんか」

「ふふ・・ふふふふ」


 シンタの言葉にシンゾウは笑った。そして、


「正邪、正悪の話なんて、どこで覚えた?今の世界にそれがあるとは思えないがなあ、ふふふ」

「でも、敵なんだろ?パパッチやママリンに危害を加える者、そして、俺達にとって牙を向く者は全て敵だ。その上で悪者だと思うぜ、俺は」

「うん、あたいも思う」


 アカネも同調した。シンゾウは、


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ