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第1章4節 そして、再び振り出しの地へ
リンドウが居たBゾーンを抜けた時、ケンゾウは全く自分の知る世界と違う光景に驚いた。ガラークは、犬型とは言え、水中を苦にしないケンゾウも危うく食われそうになった。しかし、既に戦った事のあるリンドウはガラークを一発で仕留めた。そのままその肉体を水上にシンタが放り投げると、アカネが素早く丸焼きに。もう再生する事は適わなかった。
「うおおっ!そんな技を持っていたんすね!アカネ嬢はっ!」
改めて、ケンゾウはアカネに従って正解だと思った。こんな豪火にやられたら、流石に自分は再生出来ないと思った。
「皆で食べよっ!」
アカネが言うと、シンタが、
「アカネ、今回はお前、食うのをかなり抑えておけ。多分この前食った時と味変していると俺は思う。俺達も二回目だ。丁度一頭分だ。ケンゾウに半分、残り半分を三等分する。良いな?」
「ええっつ!・・でも・・うん、そうする」
アカネは不満顔だった。しかし、ママリンからお兄いの言う事は良く聞いておけと言われているから、ここはシンタの言葉に仕方なく頷くのだった。




