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悪役令嬢と十三霊の神々 ~悪役令嬢はどうしても町人Sを救いたい ~  作者: 冴條玲
第二章 魔神ルシフェル来襲 ≪永遠のロマンス≫
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第60話 瀕死の悪役令嬢は災禍に喘ぐ

「主神ッ! まだ十三日経っていないわよ!」

「デゼルを殺すことなど、私達にはたやすい。デゼルが神の承認をそろえるのを阻止するために、殺すしかないなら、ルシフェルと君の負けだ」

「なによッ!」


 紅蓮の閃光になって飛び去ったエリス様を追うように、主神も聖白の閃光になって飛び去ったの。


 ……主神が、助けてくれたの……?


「モードチェンジ・水神」


 水神でいる間は、怪我をすることも、寒さに震えることもないの。

 あと一日なの。

 災禍の女神エリス様との遭遇から十三日経過で、忘却の神レーテー様からの祝福を授かる方法のロックが外れるの。

 レーテー様の祝福と、どなたか一人でいい、神様の承認を得られれば、忘却(レーテー)【Lv10】で災禍を封印できるの。忘却【Lv8】でサイファを私の闇主から解放できるの。

 どうしても、忘却のスキルが必要なの。

 それまで、生きていなきゃ――


 それなのに、寒くもないのに体が震えて、食べ物を受けつけなかった。

 悪夢を見て、眠れなかった。


 神様、どうか、あと少し――

 サイファを私の闇主から解放するまで、この命をつないで下さい。

 どうか、レーテー様の祝福と、どなたか一人の神様から承認を受ける方法が、難しくありませんように――



  **――*――**



 最後の一日は、短いようで長かった。

 うとうとすると悪夢を見るの。

 目が覚めても一人でいると、おぞましい感覚がよみがえるばかりで、私は寒村のはずれ、誰もいない木立の隅にうずくまったまま、そこを一歩も動けなかった。

 泣いても、泣いても、心がラクにならなくて、サイファとの思い出を取り出そうとしても、心の引き出しに鍵がかかったように、取り出せなかった。


 遠くない場所に見えている崖から、身を躍らせればラクになれる。

 そうしてしまいたくなる心と、懸命に闘い続けた。


 あと一日なの、レーテー様が司るのは慈悲と忘却だもの。レーテー様の祝福は、もしかしたら、簡単に頂けるのかもしれない。

 クロノス様の祝福みたいに、どこかの神殿で祈り求めればいいだけなのかもしれない。

 サイファを助けられるかもしれないのに。

 今ここに、サイファがいてくれたら、私、絶対に耐えられるのに。


 どうして、私は一人だとこんなに弱いの!?

 どうして、最後のたった一日を耐えられなくて、今、私が死んだらサイファまで死んでしまうのに、身を投げてしまいたくなるの!?


 神様に懸命に祈った。

 私の心を強くして、サイファを守らせて下さいと、何度も、何度も、神様に祈り求めたの。


 どれくらい、そうしていたのかわからなくなった頃。

★☆ 170pt御礼 ☆★


本日の更新は総合評価170pt御礼です、ありがとうございます♪(*´∇`*)


★★★★★でご評価して下さるほど、楽しみにして下さっている読者様がなろう様にもいらっしゃるようでしたら、180pt御礼でまた定期(月金土)とは別に、追加で更新させて頂きます☆彡

続きは気になるけど評価はしたくない読者の皆様も、カクヨム様などで先行連載中なのでご安心を。

全146話、9/30完結です♪【予約投稿済】


総合評価200pt達成したら、アルファポリス様で期間限定公開したデゼルとサイファの初夜を再公開しようかな~。

よし、100ptごとに1週間の期間限定再公開にしよう!( *´艸`)

※ なろう様には削除制限があるので、R18は掲載しません。

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