表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/176

【Side】 ネプチューン ~ヒロインよりも悪役令嬢が気になるんだが~

 なんだかな。

 デゼルの予言通り、聖サファイアの聖女ケイナはユリアによく似ていた。

 俺に惚れてる目をしてたしな。


 だが――


 ユリアって、あんな女だったか?

 もっと、すべてを許容する優しさと美しさの印象が残ってるんだが、思い出が美化されているのか、転生なんて、やっぱりないんじゃないのか。


 それに、正直なところ、今の俺が気になるのはデゼルだ。

 ()った時にはまだガキだったが、年々、美貌に磨きがかかって、あれはサイファにはもったいないだろう。


「サイファ」


 だから俺はサイファをつかまえて、以前から、聞いてみたかったことを聞いてみることにしたんだ。


「おまえは何のつもりで、デゼルを犯った俺に仕えている?」


 サイファの顔色が変わった。

 ん?

 何のつもりもなにも、知らなかったのか?


「デゼルをいつ……!?」

「ああ、知らなかったのか。デゼルを闇主どもから助けて魅了の魔力を与えてやった時だ。もっとも、デゼルは抵抗しなかったし、すべて、俺の言いなりになって皇帝を討つまでしてくれたからな。そこまでして俺に尽くしたデゼルに応えてやらなかったのは、悪かったと思ってな」


 ――へぇ?

 いつも、憎たらしいほど落ち着き払ったサイファでも、顔色を変えることがあるか。

 面白いな、もう少し、つついてやろうか。


「あの洞窟で、さんざ、させられたんだろう。奉仕の仕方も上手かった。俺にされて、随分、感じるようだったしな。気持ちよさそうにしてたぜ? 久しぶりに抱きたくなった。今夜、俺の夜伽(よとぎ)に寄越せば、それなりの見返りは約束するが?」


 凍りついたようなサイファの耳元に、(ささや)いてやった。


「俺の愛人になった方が、今より、デゼルはいい暮らしができるぜ?」

【FanART】 冴木すず様からの贈り物

https://www.alphapolis.co.jp/novel/153000069/971438146/episode/4213824



【シリーズ新連載】 夜明け前

 オプスキュリテ公国の第二公子ガゼルは、すべてに恵まれたような白馬の王子様。

 けれど、大帝国の皇女様にその美貌を見初められ、婚約を強いられ、初恋の少女エトランジュとは引き裂かれてしまう。

 十年後、帝国側からの婚約破棄に、ほっとしたのも束の間。

 ようやく再会したエトランジュと結ばれるチャンスは、再会からわずか数日。

 手が届かない世界に旅立ってしまう直前のエトランジュ、そうとは知らないガゼルは――

※『悪役令嬢と十三霊の神々』シリーズの次世代編です。平和な世界で繰り広げられる乙女ゲーム。

https://www.alphapolis.co.jp/novel/153000069/239523711

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ