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怪異の掃除人・大反省会  作者: 長埜 恵
質問コーナー
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質問その5〜8

【質問5:阿蘇くんは私と結婚してくれますか?】(回答者・阿蘇、曽根崎)


曽根崎「どうだ、忠助」

阿蘇「どうだも何も、結婚するならまずはお付き合いからだろ」

曽根崎「真面目な男だな」

阿蘇「普通だわ。あー、でも可能なら同棲とかした上で結婚したいかも。恋人としては良くても、共同生活すると合わないってあるし」

曽根崎「それはまぁ、確かに」

阿蘇「こういう系の話で兄さんに同意されるとなんか怖いな。昔何かあったのか」

曽根崎「あったといえばあったし、無かったといえば無かった」

阿蘇「ンだよ、それ」

曽根崎「そう言う忠助はどうなんだ、同棲トラブル」

阿蘇「……あったといえばあったし、無かったといえば無かった」

曽根崎「ほら、そういうもんだ。そもそも結婚願望はあるのか?」

阿蘇「誰に? 俺に? ……そりゃ、多少はあるよ」

曽根崎「へぇ」

阿蘇「ただ、ことごとく浮気されたり想像を絶する粘着をされたりするから、別れざるを得ないだけで」

曽根崎「想像を絶する粘着?」

阿蘇「……ある日家に帰ったら、彼女が俺の持ち物全てに赤の油性ペンで自分の名前を書きまくってたとか」

曽根崎「うわ」

阿蘇「そんで怒って追い出そうとしたら、『こっちは仕事をやめてまであなたに尽くしてるのに!』って逆ギレされたな」

曽根崎「壮絶だな……。念の為聞くが、君は彼女に仕事をやめろと要求したのか?」

阿蘇「するわけないだろ。退職届出してたのも、家の合鍵勝手に作ってたのも、アパート解約してきたのも、全部俺の知らない所で起こってたわ」

曽根崎「ええー……」

阿蘇「そういう大事なことを事前に相談してくれないような人とは、やっていけない。というか、泣いたり怒ったり脅したりして、俺をコントロールしようとする人間性の奴には反吐が出るっつって別れた」

曽根崎「鳥肌が立つぐらいの正論だな」

阿蘇「どーも」

曽根崎「……里子さんから、お見合いの話を受けてみるか?」

阿蘇「つっても焦ってるわけじゃねぇし、あと五年ぐらいしたらそれもありかもなー」

曽根崎「結論、忠助を落としておくなら今のうち。以上」




【質問6:景清君から烏丸先生への質問をお願いしたいです。なぜ烏丸先生はあんなに曽根崎さんが好きなのか…聞いて欲しい…!そしてこのふたりの絡み結構少ない気がするので、会話が見たいです!よろしくお願いいたします!】(回答者・景清、烏丸)


景清「そんなわけで、竹田景清です。よろしくお願いします、烏丸先生」

烏丸「ん、はいよ」

景清「では早速。烏丸先生は、どうしてあんなに曽根崎さんを気に入ってるんですか?」

烏丸「性格が楽だから」

景清「ほうほう」

烏丸「うん」

景清「はい」

烏丸「……」

景清「……」

烏丸「……」

景清(あ、これ僕から喋らないと終わるやつだ)

景清「え、えーと、性格が楽ってどういうことか、もう少し聞いてもいいですか? あの人結構屁理屈屋だし、気に入らない人は寄せつけない頑固な所もありますし」

烏丸「でも面倒くさくねェんだよね。好きにやっていい感じ? あっちも好きにするしこっちも好きにするっつーの」

景清「ああ、確かにそういう楽さはあるかもですね。無駄な心の探り合いとか無くて、淡々としてるというか」

烏丸「でしょ。あと、かわいげがある」

景清「か、かわいげ!? あの男に!?」

烏丸「前さぁ、曽根崎と一緒に田中の御大から事件引き受けてね。まぁ色々あったんだけど、そん時にコイツ結構面白いなーと」

景清「……な、何があったか聞いても……?」

烏丸「うん。……あー……」

景清「……」

烏丸「……」

景清「……」

烏丸「……話すとなると面倒だわ。曽根崎から聞いてくれ」

景清「ガッデム」




【質問7:烏丸センセと田中のおっちゃんはいつ出会ったん? 正義とは何かって訊かれた?】(回答者・烏丸、田中)


烏丸「……あー、いつ出会ったんでしたったけねぇ」

田中「忘れたのかい、君」

烏丸「いンや、会った時のこた覚えてますよ流石に。ただそれがいつだったか……」

田中「もう随分と経つ気もするし、最近のことのような気もするねぇ」

烏丸「あの時ゃ僕も若かった。アンタに拾ってもらわなきゃ、路頭に迷ってましたよ」

田中「路頭に迷う? 君が? まさか、カラス君に限ってそりゃあ無いだろう」

烏丸「はは。んで、なんですっけ。正義とは何か聞かれたかですか」

田中「確か君には聞かなかっただろう」

烏丸「ええ」

田中「君が“見てしまったこと”、“その上で医者としての振る舞いを変えなかったこと”。それだけで、僕があの場所から君をヘッドハンティングするには十分な理由だったのさ。ああ、この出会いを感動的にする叙情の語彙がこの僕にあれば――」

烏丸「……」

田中「あ、面倒くさくなってきてるな、君」

烏丸「御大、話が長くて分かりにくいんスよね」

田中「僕上司なんだけど。偉いんだけど」

烏丸「そこは話の長さと関係ねぇので……」

田中「君の傾聴姿勢には多少の影響を及ぼしていてほしいんだがな」

烏丸「僕ぁ、もうそこロックさんに丸投げすると決めたんで」

田中「呼ぶか、今から」


六屋「なんだろう、悪寒がする」ブルッ




【質問8:景清くんから藤田さんに「阿蘇さんには言わないので真剣に考えて答えてください。ぶっちゃけ阿蘇さんの抱きたいんですか?抱かれたいんですか?」という質問をして欲しいです。】(回答者・景清、藤田)


景清「あああああああなんて質問をおおおおおお!!!!」

藤田「ヘイ、カモン!」

景清「こっちもノリノリだし!」

藤田「素晴らしい質問が景清の口から出てくると聞きまして」

景清「うぐぅ、クッソ……でも聞かないと部屋から出られないし……」

藤田「じーっ……」

景清「めっちゃキラキラした目で見てる……。ぐぅ……」

藤田「じーっ」

景清「……えー、その……藤田さんはぶっちゃけ、阿蘇さんを抱きたい側ですか。抱かれたい側ですか」

藤田「どっちでも可!!!!」

景清「ほらもうそう来ると思ったよ!!」

藤田「どっちでも燃えるよね。逆に聞くけど景清は叔父さんに抱かれたい? 抱きたい?」

景清「両方願い下げに決まってるだろ!」

藤田「なるほど、いっそ抱く抱かれるの概念を超えた交わり方をしたいと?」

景清「僕とアンタの間には、一生埋まらない意識の差があるようですね」

藤田「でもなー、相手は阿蘇だろ? どう足掻いても下にはなってくれなさそうなイメージはあるよね」

景清「まあ、それは分かりますが」

藤田「だったらオレが下に甘んじるしかないのかな、とは思うけど」

景清「うーん」

藤田「景清はどう思う?」

景清「それについては一切考えたくないというのが正直な所ですね」

藤田「ふふ、素直なのはいいことだよ」

景清「でも、この質問の意図は“真剣に”答えてくださいとのことなんですよ。ねぇ藤田さん、はぐらかさないでまじめに答えたらどうなるんです?」

藤田「……んー、聞いちゃう?」

景清「え、ええ? どういう反応ですか?」

藤田「真剣に、となるとちょっと答えが違ってくるんだよね。阿蘇はさ、オレにとって他とは違うから」

景清「え、えーと」

藤田「……聞く勇気、ある?」

景清「…………無い、です」

藤田「あはは、それ聞いて安心した。オレもできるだけ言いたくないんだよね」

景清「……藤田さん、重たいって言われません?」

藤田「オレは重いよ? 何言ってんの」

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