質問その1〜4
曽根崎「よし、ここで一つ質問コーナーに移るとするか」
景清「うわ、突然ですね。まだ振り返る案件が残ってるんですが」
曽根崎「一度質問コーナーを挟んでから、またやる」
景清「あ、これ面倒になってんな」
曽根崎「なんと人聞きの悪い。よし、それじゃ質問の都度人を召喚してやっていくとするぞ。はい気合い入れろー」
景清「背中を叩くな。僕に触るな」
曽根崎「辛辣」
【質問その1:景清くんの好きな動物とその理由を教えてください…】(回答者・景清、曽根崎)
景清「わ、早速僕にありがとうございます。えーと、動物ですか。……えー……なんだろな。なんでしょう。……ら、ラッコ? 仕草とかかわいいですよね。あ、でもこの間テレビで見たペンギンの雛もかわいかったです。もちろん犬とか猫とかも好きです。そういやモモンガも」
曽根崎「結構何でも好きなんだな」
景清「好きです。けど……」
曽根崎「なんだ?」
景清「……動物を飼ったことがないので、軒並み可愛がり方が分からないんですよね。遠くから眺めて終わりです」
曽根崎「……そ、そうか」
景清「はい……」
曽根崎「……その、今度動物園のふれあいコーナーとか行ってみるか?」
景清「! い、いいんですか!? あれモルモットとか触れるんですよね!? 僕昔から一度膝の上にのせて撫でてみたいと思ってたんですよ! いつにしますか!?」
曽根崎(しまった、猫カフェにしておくべきだった)
〜後日〜
景清「……」
ヒヨコA「ぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよぴよ」
ヒヨコB「ぴよぴよぴよぴよ」
景清「……」
曽根崎「……えーと、近くの動物園のふれあいコーナーにヒヨコしかいなかったのは、意外だったな」
ヒヨコC〜G「ぴよぴよぴよぴよ」
景清「……」
曽根崎「君がびっくりするぐらいヒヨコに懐かれる体質だったのも、意外だった」
ヒヨコH〜R「ぴよぴよぴよぴよぴよぴよ」
曽根崎「いやほんとすごいな。全身から餌でも出てんのか」
景清「僕は幸せです」
曽根崎「あ、良かった」
【質問2:シリーズを通して、入れたかったけれども展開上削らなければいけなかったシーンとかありますか?】(回答者・柊、景清)
柊「んもう、まったくもって素晴らしい質問、大感謝だわ! 作者に代わってお答えよ! そうね! 真っ先に思い浮かんだのは、『続・怪異の掃除人 第3章彼女を覗く窓』で景清が女装してシンジの婚約者のふりをするシーンね! 思いっきり尺取ってやるつもりだったけど、殊の外スルスル事件が進んじゃってお蔵入りになったわ! ま、やってた所で少女漫画も真っ青の展開になって、景清の黒歴史が一つ増えるだけだったでしょうけどね!」
景清「あっぶねぇぇぇぇぇ!!!!」
柊「あと事件に殆ど関係ないただのイチャつきを見せられてもなという判断もあったそうよ!」
景清「ほんとにな!」
柊「他には、そうねぇ……。財団の爆弾処理班にドM男がいるんだけど、あまりにもってことで無かったことになったわ」
景清「そんな人がいたんですか」
柊「ドM過ぎて、生死を懸けるような前線に身を置いている時が一番興奮しちゃうの。だから誰より先に爆弾かどうか、そしてどうすれば爆発するか見抜けるんだけど、そこからちゃんと処理してくれるかは自分のM心との戦いで……」
景清「削ってくれてよかった……。なんだその怪人……」
【質問3:日常編が!!また!!!見たいです!!!!】(回答者・曽根崎、景清)
曽根崎「日常編? 見たいのか? せいぜいあれだぞ、大人が本気の肝試しをしてみたり、五人で夏祭りに行ってみたり、その時に『今回は一人で浴衣を着てやるからな!』と息巻いた景清君が三十分後嵐に巻き込まれたかのような格好で出てきたり」
景清「余計なこと言うんじゃねぇ」
曽根崎「とある女性に怪異が取り憑いているという話を聞いて、彼女を誘き出すために一日ホストクラブをしたとか」
景清「ああああ思い出したくない……! まさか藤田さんと柊ちゃんだけじゃなく、阿蘇さんまで本気出すとか思わないじゃないですか……」
曽根崎「我が弟ながら恐ろしいよな」
景清「いやアンタも大概でしたよ」
曽根崎「田中さんに高級料理店に連れて行ってもらった話は?」
景清「最終的にマフィアっぽいのが乗り込んできて謎の銃撃戦になったアレですか。あの脱出劇は今でも夢に見ます」
曽根崎「悪い方のな」
景清「でも、こうしてご要望もあることですし……いつか語れたらいいですね……」
曽根崎「その時までに心の傷が癒えているといいが」
【質問4:景清君は麻雀できますか? 曽根崎さん阿蘇さん柊ちゃん藤田さんはできそうなイメージですが、他のメンバーはいかがでしょうか?】(回答者・曽根崎、景清、阿蘇、藤田、柊)
景清「麻雀……ルールぐらいなら知ってます、が……」
曽根崎「君、弱いよな」
景清「弱いですね……。ここ一番の勝負強さが無いというか」
阿蘇「兄さんみてぇに理論武装して、変に足元すくわれるよりいいんじゃねぇか」
景清「ああ。この人強いんですけど、負けて終わった後に平気で文句つけてきますからね。なんでこの盤面でこの牌を切るんだ、みたいな」
曽根崎「なんでそんな非合理的なことをしたのか気になる」
阿蘇「その槍玉に上げられるのは大抵俺だし」
曽根崎「忠助は思い切った役を作るからなぁ」
景清「それで勝率悪くないから凄いですよね……。九蓮宝燈とか初めて見ましたよ」
阿蘇「あれは俺もビックリした。ちょっと手が震えた」
藤田「でもよく上がってるイメージがあるのは、柊ちゃんだよね。ポンポンチーチー鳴きまくって」
柊「鳴くの楽しくない?」
景清「分かります分かります。楽しいですよね」
藤田「そういや景清もよく鳴いてるな」
柊「逆にアンタはオーソドックスな手ばっかりよね。勝ち過ぎず負け過ぎず。ほんとは結構強いんじゃないの?」
藤田「ヤダなぁ。あれで実力だよ、柊ちゃん」
柊「そうかしら」
阿蘇(……コイツ、庇い打ちとかするんだよなぁ。景清君が負け過ぎないように動いたりとか、誰かが勝ち過ぎないよう狙ったりとか。本気出しゃ強いと思うけど……)
※そんなわけで、景清が打つ時には藤田が呼ばれる。多分ある日ガチ麻雀(曽根崎、阿蘇、田中)に引きずり出される。
※田中が入ってくると曽根崎は本気を出す。
※三条、六屋は強くないけど楽しく打つ。
※光坂、大江は麻雀を知らない。
※烏丸は打てるが面倒くさいのでやりたがらない。