7/8
部活勧誘週間 4
おくれそうになった........。
すいません
翌日
「和樹ぃ〜。部活どこに行くか決めたか?」
言い忘れてた......。こいつは佐川 明比戸このクラスで初めて友人になった人だ。いいやつなんだろうけど......、ちょといたずらが過ぎるやつだ。だがあいつはあいつなりに考えてやっているんだと思う。
「部活か? それは適当にやるよ。」
「そういう言い回しは、興味引くものや、やりたい部活が無かったていうことですな。」
「まあ、そうだけど」
「でもどうすんだよ、帰宅部になる訳にもいかないだろ。このご時世、それが内申に響くんだから」
「ああ、それについてなんだが大丈夫だ。」
「何が大丈夫なんだ?」
そう聞くと入部届を佐川に見せる。
「総合.....研究部かでもなんでそんな部活なんだ?」
「特にやりたいことがなければ、なんもやらなくっていいし、飽きれば幽霊部員になればいいだろ。」
「そ.........、そうか」
「んじゃ、出してくる。」
「いってらしゃい。」
こうして俺はこの部活に入ったのである。