そして生徒会室へ
生徒会室の扉を四回ノックしたら、どうぞ、という言葉が入ってきた。
はぁ、気乗りしないな。
「失礼します」
「君か、どうぞ、適当なところに座っていいから」
「そうですか、ではお言葉に甘えて」
と言い、適当なところに座る。
「今回、君を呼び出したのは、他でもない生徒会に勧誘するためさ」
この人は、須藤生徒会長、まぁ、いいひとではあるんだと思う。
「なぜ生徒会に、僕を勧誘しに?」
「実は、生徒会は、基本的に生徒会長が任命権を持っているというこの学校の校則は知っているかい?」
「ええ、知っています。」
「今、生徒会は人員不足でねそれを補うために、新学生主席の田川君と、次席の君にお願いしにたいのだよ」
「わかりました」
「それは、承諾という意味でかい?」
「いいえ、すみませんが断らせていただきます」
「いちおう、理由を聞いてもいいかい?」
「むしろ、こっちが聞きたいくらいですよ。生徒会とかは、実力共存主義ですよねなぜよくわからないです、僕らに白羽の矢が立つんですか」
「君の意見は、最もだよ確かに、生徒会は、実力共存主義だが、君達、主席次席は、学力に問わず面接でも、高評価でね。やる気のある人なら、取り込もうて考え方さ」
「そうですか、では、お断りします。ぼくは、やる気は、無いので」
「そうかい、残念だ。」
「話は以上なら、僕は、帰ります」
「気をつけて、帰ってよー」
「失礼しました」
そうして、僕は、生徒会室を出て言った。
それからは、特にこれといって変化なく学生寮に帰り1日を終えた。