神様の人類歴史年表の作成 その2
「やれやれ、年表の作成を手伝ってくれそうな少年を見つかったが、親が許してくれそうもないな。しかたない、自力でがんばるか。」
「あの、作者の僕がいますけど。」
「あんたじゃ、役に立たん。その辺で、お茶でものんでなさい。」
「でも、猫の手ぐらいの役に立つかもしれませんよ」
「立たんと思うがの。それより、次の対話者の目処でもあるのかな。」
「いや。もうすごい数の対話をしたので、さすがに,ネタが切れてきました。だれか対話したい人はいますか?」
「そうだのう。とびきり美人のお姉さんとか、大金持ちのおじさんとか、どこかの大統領とか。」
「あのですね、作者にそんなコネはありません。無理です。駄目です。なにか、実現可能性の高い人を考えてくださいね。」
「そうか、では、適当でよいぞ。思いついたら、適当に開始だ。」
「でも、今日は、誰も思いつかないので、人類年表作成でもしていてください。」
「この人類歴史年表2億年は、さすがに、長いのう。250万年の歴史の800倍の歴史があるぞ。」
「そうですね。2億年といえば、氷河期もありますね。人間は、氷河期を生き延びれたんでしょうか?」
「氷河期を生き延びるのはたいへんで、わずかに残された地域に移動したのだ。その後、氷河期が終わると、大洪水になったのだ。たくさんの痕跡があるだろう。」
「ほんとうですね。とんでもない時代があったわけですね。なかなか、氷河期を乗り越えた超古代文明はなかったわけですね。」
「超古代文明が発展し、ユートピアの建設も、順調にみえてくると、文明は崩壊してしまうのだ。超古代文明は、石器時代や縄文時代のように、なにもない時代のようにみえるかもしれないが、人間自体が、精神の高エネルギー体なので、超古代文明も、高エネルギー文明であったのだ。今、残っている古代巨石文明を考えてみただけでも、人間の人力だけで作ったと思えないだろう。ピラミッドやストーンヘンジなど、現代文明のクレーン車やトラックがあったとしても、簡単に実現できない。だいたい、ピラミッドなど、どのように作ったのかさえ、解らないのだ。」
「たしかに、猿にできることではありませんね。」
「そうだ。猿と人間の大きな違いは、文明をつくろうとする意欲なのだ。人間に与えられた使命というべきものが、人間には内在しており、それを行おうとしているのだ。猿やその他の動物は、自分が生き延びるに必要なことが、満たされると、それ以上のことはしない。しかし、人間は、ユートピアをつくるという使命が、内在しているので、それにむかってなにかをしようとする。地球で生きて行くだけなら、文明などいらない。石器時代や縄文時代のようにいきるだけで、いいではないか。しかし、そうわけにはいかない。なぜなら、神話を伝えるように、人類には、輝かしい過去、ルーツがあるからだ。」
「そうなんですね。」
「だから、超古代文明は滅んでも、氷が地球を覆い尽くそうとも、人間は、なにもないところから、文明を生み出そうとするのだ。」
「すごいことですね。」
「しかし、問題は、文明をゼロから構築するだけでは、済まないのだ。人間の魂は、天国から生まれて来るが、この地上に生まれて、魂の世界に帰るにも、簡単に天国に帰るわけにはいかないのだ。地獄の世界も、どんどん大きくなり、地球自体の精神が、重たくなっているんだ。地上をユートピアにするだけではなく、地獄も解消しなければならないのだ。」
「そうですか。超古代文明の崩壊によって、無一文になったというだけではなく、地獄という借金があるので、簡単に、文明再生ができないわけですね。」
「そうだ。その借金も半端ではないぞ。」
「ダンテの神曲に書かれている地獄をなんとかする必要があるわけですね。でも、地獄は天国の魂たちで、解決できないのですか?」
「地獄は、地上に生まれた時に、作った魂の汚れのようなもので、基本は地上で、きれいにするものだ。しかし、地獄の魂が人間として生まれることはできないので、天国に帰る必要があるが、それが、なかなか大変なのだ。地上は、地獄と天国の中間に存在する場でもあるので、地球がユートピアになれば、地獄への影響は非常におおきく、猛スピードで、地獄が解消される。なぜなら、地獄の魂たちは、地上に生きた魂なので、地上の影響を直接受けているのだ。その地上が、生きた時とは違ったユートピアになると、地上で持っていたこだわりやひっかかり、恨みや僻み、憎しみなどを、ぶつける場所がなくなってしまうので、地獄の存在を支えているものが、なくなってしまうのだ。だから、地上をユートピアにするのが、最優先で、近道なのだ。」
「でも、現在は、人間は、神様や人類のルーツを見失っているので、ユートピアを建設するのが、人間の使命だと誰も、気がついていないと思います。」
「そうだの。」
「しかも、仏教も、キリスト教も、イスラム教も、ユートピア建設を掲げているように見えません。」
「現代は、宗教の受難の時代だな。人類史上、もっとも、宗教が軽視されている時代のようにもみえる。」
「では、いったい、誰が、人類をユートピア建設に導くのでしょうか」
「だれか、いるかのう。アメリカの大統領や、ロシアの大統領にもあまり期待できないし、ローマ法王か、ダライラマか、イスラム教の最高指導者か、はたまた、日本の総理大臣か、それとも、天皇か、それとも平和主義を唱える団体か?」
「根源的な神様の心を体現して、人類の行く手を指し示すひとが、みあたりませんね。幻魔大戦だったら、フロイというところでしょうか? どうして、神様は、人類の指導者と継続的に地上に送らないのでしょうか?」
「わしは、スマホのおとぼけ神様なので、天国の高次元の出来事はわからないが、できないのには、できない事情があるのだろう。もしかすると、天国では、それなりの計画で、地球のユートピアに向けて着々手をうって進んでいるのかも知れない。ただ、表立って、それは見えないだけなのかもしれないぞ。今度、上級の神様にあったら、どんな計画で、地球をユートピアにするのか、聞いてみよう。でもな、神様の計画というのは、気の長い話なのだ。1000年、2000年など、一瞬のようなものだ。すでに地球に人類がきて、2億年の格闘を、見守り、励ましてきているのだ。来るべきユートピアの完成に向けて、美しい花まで、用意して待っているのだ。お前の一生の内に、大きな変化が起きないかもしれんがの。」
「そうかも知れません。でも、人類、2億年の歴史年表は完成させましょうね。」




