神様と医者との対話 その2
「神様、神話を読むと、古代人は、何百年も、何千年の生きたと書いてありますが、あれって、嘘ですよね?」
「いや、嘘ではない。古代人は、長生きだったのだ。」
「でも、何千年も、生きるなんてことはありえませんよね。」
「いや。できたのだ。」
「それは、絶対、嘘ですよ、信じられません。」
「現代からすれば、信じられないかもしれないが、可能だったのだ。人間は、魂と肉体から出来ている。肉体には、限界があるのは当然だが、調和された魂は、無限のエネルギーをもった存在なのだ。神と同根の力があり、3次元空間を支配し、乗り越える力が秘められているのだ。超能力というようなことばが存在するが、そんな小さな概念ではなく、神の世界のエネルギーを無限に使うことさえできる力があったのだ。石を動かす、空を飛ぶなど、たわいもないくらい、簡単なことなどだ。しかし、調和されてない魂にその力を行使すると、地球は大混乱してしまうのだ。調和されていたアトランティスさえ、その力ゆえの崩壊でもあったのだ。」
「またまた、神様は、とんでもないことを言い出しましたね。このおとぼけ神様の小説を読んでいる人が、本気にしたらどうします?」
「気にすることはない。アクセスチェックをしているが、誰も読んでおらん。あのアクセス回数は、この小説の作者が、通勤の電車の中で、スマホで読んでいるので、ちょっと回数が上がっているだけで、誰も読んでおらん。ましてや、信じるものもおらんので、気にすることはない。」
「そうですか、安心しました。古代の人間は、何百年も、何千年も生きたなんて信じられません。」
「いや、古代の人は生きたのだ。生きたので、神話にそう書いたにすぎん。なぜなら、古代の人が、互いに連絡をとって神話を作ったわけではないのに、皆同じように長生きしたと書いてある。それには、それなりの意味があったのだ。」
「そうなんですか」
「人間の魂のエネルギーは、神のエネルギーでもあるのだ。本当に調和されれば、神との一体化さえ可能になるのだ。そうできる魂は多くない。お釈迦さまやイエス様たちなら、可能かもしれないが」
「そういえば、幻魔大戦という小説に、フロイという、意識体が登場していましたが、それも、加えますか?」
「まあ、よくわからんが、加えてもいいぞ。どうせ、おとぼけ神様の小説だ。なんでもありで、構わん。」
「そういえば、モーゼという人は、とんでもない超能力者でしたね。」
「そうだ、モーセが、紅海の水を割ったのも、本当のことだ。イエスが、病人を直したり、死人を蘇らせた理、水上も歩いたのも、本当のことだ。魂の力とは、そういうものだ。日本にもいるぞ。役の行者もそうだ。空を飛んだもの本当だ。魂の力とは、そういうものだ。地球に最初にやってきた人間は、他の星の調和を完成してきたのだから、非常に調和された人間なのだ。魂の力は、超能力以上の力を持った人たちであった。神のごとくであったのだ。その記憶が、神話に残されているのだ。」
「そうなんですか。古代人は、本当に長生きだったんでしょうか?」
「本当だ。そして、肉体の力以上に、魂の力があったのだ。」
「そうなんですか。あまり、信じられないな。」
「まあ、おとぼけ神様の話だからな。仕方あるまい。」




