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異世界節分ライフ~外れスキル【豆まき】で荒野を楽園に変えたら、空腹の女騎士が住み着きました~  作者: 黒崎隼人


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番外編「騎士団長の秘密の手帳」

 これは、セシリアが隠し持っている一冊の手帳の中身である。


 ○月×日


 ハルト殿が「おにぎり」というものを作ってくれた。米と塩だけなのに、なぜあんなに美味いのか。三つで我慢するつもりが、気づけば十個食べていた。ハルト殿は笑っていたが、私は恥ずかしくて死にそうだった。明日は訓練の量を倍にしよう。


 ○月△日


 マメゾウという精霊は、意外と生意気だ。私がつまみ食いをしようとすると、「ダメ! アルジ、オコル!」と注意してくる。なので、干し肉を分けて買収した。チョロい精霊だ。共犯者になってもらった。


 ○月□日


 今日は「かき揚げ」なるものを食べた。野菜をまとめて揚げたものだ。サクサクとした食感がたまらない。ハルト殿の指についた衣を舐めとりたい衝動に駆られたが、騎士の誇りにかけて我慢した。危なかった。


 ×月○日


 ハルト殿が、他の村から来た娘に料理を教えていた。……少し、胸がモヤモヤする。これは消化不良だろうか? ガルドに相談したら「それは嫉妬だ」と笑われた。嫉妬? 私が? まさか。


 でも、ハルト殿の料理は私だけのものにしたいというのは、本音だ。


 △月☆日


 プロポーズされた。


 「一番に食べてくれ」と言われた。


 それはつまり、一生餌付けをしてくれるということだろうか。最高ではないか。即答したかったが、少しもったいぶってしまった。可愛げのある返事ができただろうか。


 とにかく、明日の朝食が楽しみだ。


 (最後のページには、下手くそな絵でハルトとセシリアとマメゾウが並んで笑っている落書きが描かれていた)

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