一日あれば出来るかもしれない、夏休みの自由研究
お金がある場合、自由研究キットを購入してやっても、良いと思います。
自由研究は文字通り自由にやればいいと思う。だが、評判の悪い宿題の一つでもある。
ところで、研究というものは、潤沢な資金があればあるほど、結果を出しやすい。児童生徒らの自由研究もまた、然りである。よって、夏休みの自由研究に多額の資金を投入できる方は、ぜひそうして結果を出していただきたいと思う。
今回、なるべくお金も時間もかけず、「なんとなく自由研究っぽいもの」に見えそうなアイデアを、いくつか紹介させていただく。あくまで、それっぽいものである。
よって、自由研究で学校の代表になり、文部科学大臣賞を取りたいというような、高い志のある方は、速やかにブラウザバックをお願い申し上げる次第である。
1
(研究のテーマ)エコそして持続可能な世界へ
対象学年:小3~ 難易度 低め
(目的)紙製コーヒーフィルターは、繰り返し使えるか
(方法)用意するもの:ペーパーフィルター数枚、
レギュラーコーヒー、お湯
ペーパーフィルターでコーヒーを淹れる。
※コーヒーがドリッパーから落ち切る時間を測っておく
終わったら、ペーパーフィルターを洗う。
その後、ペーパーフィルターを乾かす。
完全に乾いたら、二度目のコーヒーを淹れる。
コーヒー量とお湯の量は、一度目と同じに。
※コーヒーがドリッパーから落ち切る時間を測っておく
※破れてなければ、三度目に挑戦する。
(結果)二度目まではいけるはず(後述)
ただし、二度目以降、味は落ちると思われる。
ドリッパーから落ちる時間も多分長くなる。
(先行)高取がコーヒーを淹れようとして、ペーパーフィルターがきれていることに気付き、一度使用したものを再利用した経験による。二度目でフィルターには穴が開いた。その後、ペーパーレスのドリッパーに変えた。
(注意点)お湯を使用するので、大人が一緒に行う。
※発表後、周囲の保護者様から「ケチくさい」と噂される可能性が!
2
(研究のテーマ)疑問を持つことから、科学は発展する
対象学年:小5~ 難易度 中
(目的)頭寒足熱は勉強にいいことなのか調べる(夏なので、頭寒のみ)
(方法)用意するもの:氷、氷を入れるビニール袋、
ストップウォッチ、体温計、ドリル、室温計
被験者:児童生徒
まず、被験者の体温と室内の気温を測定する。
そして、被験者がドリルに取り組む。
なるべく百マス計算みたいなものが良い。
大人が、ドリルの解答時間を計る。
次に用意した氷を首に置く。
五分後、再度被験者の体温を測る。
最初に解いたのとは別のドリルに取り組む。
大人が、ドリルの回答時間を計る。
(結果)冷やしてからの方が、解答時間が短くなった、
となれば、検証。
頭を冷やす(正確には頸動脈を冷やす)と、
能率は上がる可能性がある。
体温の変化も記録しておくと、熱中症対策に。
(注意点)できれば日を変えて、何回か繰り返すと、なんとなく科学っぽい。
3
(研究のテーマ)インクルーシブな社会の構築
対象学年:小2~ 難易度 方法による
(目的)街の中の視覚障がい者用誘導ブロックが、
どこに何枚くらいあるのか調べてみる
(方法)できればこれは、グループワークが望ましい。
大人と一緒に単独で行ってもいい。
誘導ブロックの種類は基本二つだけである。
「すすんでいい(線状)」と「とまる(点状)」
※近くの交差点や歩道、駅などで、どう並んでいるのか調べてみる。
※あるいは駅などを中心に、半径一キロ以内に何枚あるか。
※ブロックの途中に、マンホールやその他の遮るものがないか。
※実地で調査しつつ、ブロックの地図などを作ってみたりすると良いと思う。
(結果)誘導ブロックは日本で考案されたものであることや、視覚のハンディキャップについて考える機会となる。
(注意点)熱中症に注意。また、交通量の多い場所などで調査をする場合、必ず大人がいること。
如何だったろうか。
身近な疑問について、なんでだろうなと素朴な疑問を持つことが、研究と研究っぽいものへの第一歩だと思う。
こんな適当なもので良いなら、自由研究楽勝!
そう思っていただければ幸いである。
もしも、万が一、上記を基に似たような自由研究されましたら、結果を教えてくださいな♪