エンドロール
本編から外れた設定や予定、その後の小話など。最終回は一つ前です。
・精霊神ヴィルド
神の中では温厚で仲裁役を務めることが多い。力で押さえつけることを良しとしない事と精霊種が自分勝手で自由な事が多いためコントロールが効かず気苦労は絶えない。
参加者のまとめ役として設定。順位が下位なのも予定通り。
R火の大精霊 バーノレ(66) 杯の権能
トカゲの姿を持ついわゆるサラマンダー。好戦的ではあるが、初見は見る程度の冷静さはある熟練の精霊。
得られた報酬で知識を得て、元世界に記憶のみを転写し自己消滅を選択。同一個体であるため知識の継承はスムーズに受け入れられた。盤面での失敗を生かし周囲の影響を考慮しながらその後を過ごす。
ルート的にも本線に絡む予定はなかったが、他の選定者とは交流させたかった所うまくいかなかった。
R光の精霊 フィア(22) 本の権能
勇者に憧れる幼女姿の精霊。興味が移り変わりやすく注意力散漫ではあるが集中した時の能力は高い。
盤面滞在期間は短いものの成長進化を果たしたことで元世界とは別種となった為、その体のまま元世界に戻る。元の自分とは交流せず別精霊と自由気ままに過ごす。盤面世界在住中と変わらず世界を混沌に落とし込みその結果魔王として世界の敵に認定される。その世界ではその鉄壁防御を抜けられなかった為、城ごと亜空間に封じられ永遠の暇な時間を過ごし続ける。
精霊陣営の中で遊一郎に絡むメインとして誕生。呼び出された本の知識を知ってしまうところから、それを運用するところまで予定通りに進行。
C土の精霊 ディー(43) 杖の権能
お気楽楽観主義な精霊。堅実な精霊の中でも外れた個体。失敗にもめげないがそもそも成功率も低い。
自由気ままに旅を続けることを希望したがどう考えても生存能力が不安定で低めであった為、いくつかの神の協力により死亡時に世界を渡り歩く転生能力を与えられる。肉体的な経験はリセットされるが知識の多くは継続される。出て行く世界と入る世界で知識が精査され、任意に消去されることが織込まれている。一度行った世界には二度と行けないが、無数にある世界は彼を無限の旅に誘うことになるだろう。数秒しか滞在できない世界もあれば百年過ごすこともあり、来訪された世界ではちょっとしたスパイスとして概ね歓迎されている。
身体能力最弱で、元々誰とも関わらずにひっそりと生き残り、最後に説得されて消える所まで予定通り。
・蛇神フレーレ
気分の浮き沈みが激しく、苛烈な性格。主張を引かない神の方が多いため敵も多い。
手札の悪さからチェイスに巻き込まれ利用される、予定だったが当初の予定にあった神が絡み暗躍する話はほとんど無くなってしまった。
C万能型ラミア女 ブレセアール(48) 杯の権能
自由人、興味のあることしかしない怠け者。基礎能力は高い。
思い人追いかけるつもりだったが、そもそも相手が寿命を迎えてしまったことで大目標を失う。目にかけていた森林都市の様子が気になり年数は経過してしまったものの盤面世界に戻ることにする。後継者争いが終わり盟主が立ってしまった後に舞い戻ったため、また派閥を割っての争いに発展するがブレセアール自身が補佐に収まることで決着させる。争いで衰退することを好まず周囲を治めることを優先させることになる。数十年後の劇的な出会いでまた無駄な騒乱を起こすのはラミアらしい惚れっぽさとも飽きられるが、その力故押さえられず周囲は眺めることしか出来なかった。
フレーレの中で最高戦力として設定。遊一郎との経済交流も考えていたが、結局すれ違うこと無くグラージ戦に移行し退場。
C内政型リザードマン男 ゲラハド(68) 杯の権能
老成した集落の村長。槍の名手ではあったが力は衰えた。優れた統率で村をまとめ上げた名手。
元の世界の自分に能力と記憶を移し込む方法で元の世界に帰る。報酬で知識や武器、道具を得て故郷で一大勢力を築く。実際に出会った神であるフレーレを生涯主神とあがめ多くの信仰心を集める。フレーレは試合に負けたが結果的に地力を上げられる良い成果を得た。
役どころ不明のまま数合わせとして構築。無茶をしない所から長く生き残ってしまい、最終的にはペルッフェアと合流してまとめて処理することになる。最後まで役の無かったモブと言えるキャラ。
C戦闘型ベビードラゴン ペルッフェア(3) 杖の権能
生後3年の幼竜。自然の中で暮らしていたので知的生命体に対する対応力は低い。ただし人の成人程度には判断力を持つ。
知識と身体能力、そして配下を連れて故郷に戻る。自己を転写せず違う地方に移り住む。お裾分けという感じで元個体に戦いの経験と知恵、そして盤面の経過を転写をした。竜で有りながらも他種族に理解を示し周囲と協調して支配を広げる盤面後のペルッフェアと、体験出来なかった故か経験を生かさぬまま竜らしい竜として育つ元個体のペルッフェア。二百年後存在をかけて一方的に元個体が襲いかかるが、盤面後のペルッフェアはそれを一蹴。その後百年ごとに繰り返し四百年も経ち壮竜となる頃には和解。二頭の銀竜は恐れられながらも崇められ、頼むから喧嘩だけはやめてくれと言われ続ける仲の良い竜としてその地域に君臨し続ける。
蛇神陣営で遊一郎と激突する役目として設定。杖を杖として使わない肉弾系魔法使いとして考案。寿命がほぼ無限なのに寿命を前借り出来るインチキ魔法と戦う前提で、RPGの復活または変身する敵のようなポジ。夏前の企画だったためか気化冷凍ブレスなのはご愛敬であって、某吸血鬼ではない。
・鬼神ラゴウ
策謀を巡らせるよりも暴力で解決するタイプ。周りにもそれを求めがち。理解する頭はあっても理解するのを面倒くさがる。
周りに翻弄されて最終的に苦肉の策をとる、予定だったがそのまま神側の事情は削除したためそのままお馬鹿のまま突っ走ることになる。
SR戦闘型オーガ男 グラージ(47) 剣の権能
オーガ一族の部族長。力で部族を支配する種族の中でも力以外でも一族を惹きつける傑物。
元の世界に戻り部族を率いて周囲を平定し大国とする。内政は部下に任せ最後まで前線で力を振るい続けた。盤面では五人の進化体を作ったが使い潰す生け贄として設定したことから全てほぼ同一個体である。内最後に生き残った者を元世界に連れていき伴侶とする。世界領土の三割を支配下に置き、団結した他国と一進一退の戦いが続く修羅の世界となる。
道中の噛ませ犬かつラスボスとして設定。ゴールが決まっていたがイマイチすごさを出せなかったと感じる。
R万能型シャドウレイス無性 ユーキ(16) 杯の権能
名もなき漂うシャドウレイスの強化種。残忍で狡猾。そして薄情。その強さは仲間の屍の上に存在する。
バグ的な能力をいずれかの世界に持ち越せるかと企んでいたが没収されることは前提であった。その分報酬点には色を付けられたがユーキの無念さは計り知れぬものだった。同じようなことを再現できるかを報酬にて調査したが無理なことが分り、結局目的も無く能力の強化をして元の世界に戻る。同一個体がいてももはや別の個体といえ、世界においてシャドウレイスなど有象無象の一つでしかなく、お互い気にかけることは無かった。しかしあらゆる弱点を消しもはや見た目以外シャドウレイスと言えなくなったユーキは元世界で無双しつづけ、結果的に幽体種の庇護者として世界に君臨することになる。ユーキは国として名乗りを上げるも。生産も交渉もなく破壊活動しかしない集団は国とも呼べず、周囲の国を悩ませることとなる。
無限残機タイプの不死キャラの敵として設定。某不死キャラ漫画よりもMTGのカードがイメージ発端。|自己を生け贄にマナを出し《アシュノッドの供犠台》、自己を生け贄に増産、自己を生け贄に攻撃する赤ゴブリンである。殺せないなら封印だが、盤面としてのゲーム性を損なうので限定的な封印で能力を放棄するなら復帰可能な範囲に限定した。作中描写の通り再起の余地がないので棄権するしかないのだが。
UC戦闘型コボルト男 ベゥガ(16) 剣の権能
集落の若い戦士。実力者ではあるが小心者で焦燥感が強い。
元の世界に戻ることに意味を感じず、配下一同を連れてグラージについて行くことにする。追従するつもりが配下の能力も相まってほとんどの時間を本国の運営と防衛に費やすこととなる。最前線ではないが襲撃、反乱、策謀と何を仕掛けられようとすべて潰し、跳ね返した手腕は味方をして影の支配者と呼ばれるまでになる。グラージと顔を合わせることはほとんどなかったが、その信頼だけは唯一無二だと誰しもが疑わなかった。
敵でありながらも友好的(?)という情報採集役として設定。遊一郎に次いで最もシステム理解をした者として最後の壁としての役目もあったが、対神戦の後の冗長かと思って割愛。
・人神チェイス
自ら予測する運命を外れることを願う愉快犯。策謀を巡らせ享楽のために全てを陥れようとする自己以外に対する悪。
物語上に置いて事実上のラスボスとして設定。展開も死に方も概ね初期構通り。遊一郎が直接倒す展開も考慮したが、その他の神としての格を落とさない程度にということでそのまま進行。遊一郎配下の成長を予定通りに進めなかった為、最終戦は大きく変更された。
R戦闘型のエルフ女 シェリス・フィルード・ミスタスフィア(133) 剣の権能
外の世界に憧れる森エルフ。エルフ至上主義で高慢。名、氏、守護森を示す。
元の世界に戻り滅びの原因を氏族に伝えるが一蹴される。事前に準備した偽の古文書と照らし合わせてさも解読したかのように振る舞い説得。納得はされたものの長い先の話となり即座に何かが変ることは無かった。結局他氏族を巻き込むように暗躍し薬物をばら撒き百年の内に周辺一族を享楽的な性格に変貌させてしまう。遺伝子異常的な問題は解決されたが、エルフにも人間にも性的な種族としてみられ桃エルフなどと揶揄させることになる。滅びからは救われたがやり過ぎたと元の姿を知る者として書を書き記し封印した。シェリス自体は享乱に巻き込まれることは無く生涯理性的に過ごした。
C内政型人間女 神谷桐枝(19) 杖の権能
自己評価の低い大学生。怖がり。ちび。
遊一郎についていきその補佐をし続ける。対外的には三番目の妻として認識され、本人も仕方なく納得した形に収まる。実際には一番最後にお手つきとなる。治療術聖の地位は後任に明け渡すが、現存している前任者の手前、防御術聖だけは試練の敷居の高さから保持したままとなる。
相方であり、敵でもあり、予備としての役割として順当に推移。ヒロイン枠だが想いを前面にだすのを少しながら失敗したとも思う。色恋表現は難しい。チェイスの設定する試験平行世界の一つに元世界を持ち、遊一郎とは出身が違う。少しだけ設定を表に出したが初期の予定と違いそれらをお互いに確かめ合うシーンは無くなった。神の奇跡が少ないながらも存在する世界で、アメリカが宗教国家として世界最大の支配大国となっている世界線。遊一郎がいた年代とは百五十年くらい進んでおり科学技術の発展が進歩している。
UC内政型人間男 紺野遊一郎(17) 本の権能
引きこもり気味のゲーマー。
当初の目的通り盤面を妨害し続ける。孤月組の会長として越後屋と連携し不老となった身で長きに渡り選定者を抹殺し続ける。必要上孤月組と越後屋の利益に多少関わったもののルーベラント王国にも肩入れせず国に対しては中立として動くが、望まれれば仲裁等も行った。現地民にシステムの詳細を流布し選定者の破壊活動を抑止したり、神の使徒の本来の意味を伝えることで得られる利益以上に混乱ももたらすことを伝えた。妨害活動と根回しが進み七百年後を最後に世界での盤面運用は無くなることとなった。その百年後世界は神の遊戯から解放されたと宣言され遊一郎達の活動は縮小していく。半端に伝わった機械技術や知識により近代化が進んだが、システムの恩恵により魔法のほうがより利便性が良かった為遊一郎達の世界ほど科学的な世界には至っていない。過度な開発が進んだ超魔法により世界人口は大きく減少したが、それでも遊一郎達はそれを世界の選択として受け入れ非干渉を貫き続けた。忘れた頃にやってくるかも知れない神々の干渉に目を光らせ続ける余生を過ごし続けた。人々がその世界を破壊してしまうまで。
*朱鷺
ここは俺に任せて先に行け役。死亡は予定通りで准復活まで予定調和。雷光の騎士レイオスとの再会エピソードまでほぼ初期構通り。
*菫
強行偵察キャラ。おねえさんになれそうでなれない。一歩引いたところから見守る忠臣だが、徹しすぎて損な役回りに。
*桔梗
魔法支援キャラ。ヤンデレ気味の一途なキャラ。物語後は一番最初に押し倒す役どころ。
*萌黄
出来そうで出来ないマスコットキャラ。華のある役でありながら引き立て役である。弱さをスキルを補う多彩なキャラにする予定もあったがマスコットのままに。
*鶸
魔法支援キャラであり内政担当。手元に置きがちなので一番出番が多く目立った気がする。初期型ツンデレ。後半戦闘キャラに昇格予定だったが、出番が多くなった為割愛された。
*紺
純偵察キャラ。スパイ役で反逆も予定通り。物語後は和解。
*金糸雀
教えるだけ教えて去る教育役。裏切る予定もあったが振り切ってさっと退場し試験復活キャラとして運用。
*蘇芳
脳筋猛進キャラとして設定したが、上手く動かせず華を持たせられなかった。
*足立優
紺野遊一郎の祖父。盤面世界を実際に体験した一人。順位はそこそこ。神々の遊戯に不満を持ち報酬で詳細を調べた後記憶を転写する。生き残った藤への一時的な不干渉も報酬として勝ち取り世界の残した記録の番人として送り出す。なお開山剣の継承者ではなく共同開発者。
*足立遊矢
紺野遊一郎の父親。婿入りして紺野遊矢となる。父親である優から盤面世界のことを詳細に聞いた為、盤面選定からは外れてしまう。それを理解した上で聞かされている。優と画策しゲームに盤面世界をちりばめて仕込みあらゆる者が盤面で優位に働くように仕込みを続けた。盤面からの判定の保険として仕事名、クレジットに記載する名前は小鳥遊満と変更して記載している。
これにて正規投稿は終了です。次回作など考察中。またのお越しをお待ちしております。




