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僕、慌てる。

 僕は朱鷺を少し押しやって立ち上がる。特に汚れが着いているわけでもないが感覚的に服のゴミを払う。

 

「というかすごい情報が流れ込んできた。朱鷺がやってくれたのかい?」

 

「はい、当面兵力の強化が必要となっていましたのでそちらを中心に作業させていただきました。」

 

「いや、時間が無駄にならなくて助かったよ。」

 

 僕は朱鷺の頭を撫でながら礼を言う。朱鷺もまんざらでもなく喜んでいるのだがちょっとだけ顔をそらす。

 

「ただ、火薬中心の技術はこちらでは一般的ではなくむしろ遅れていますので世界的には進みすぎた物が出来てしまっています。似たような兵器が無いわけではないのですが、物理技術のみを用いいて同等かそれ以上になっています。使用した場合、悪目立ちする恐れがあります。」

 

 朱鷺がなにか恐縮そうに言う。

 

「まあ、そのへんはごまかしながらなんとかするしか無いね。」

 

 木185400布195000石382300金属163500魔石1520燃料220000食料23800財貨83200

 下級拠点1 畑36 麻畑20

 木材倉庫11 布倉庫6 石材倉庫21 食料倉庫11 金属倉庫7 燃料倉庫3 財貨倉庫5

 木材大型4 布大型4 石材大型8  食料大型2 金属大型4 燃料大型4 財貨大型2

 細工所1 木工所1 石材所1 金属加工所1 魔導構成所2 

 戦士訓練所1 弓兵訓練所1 騎馬訓練所1 魔術師養成所1 教会1

 軍事研究所1 魔法研究所1 錬金術研究所1 鍛錬所1 学問所1

 M型374 C型375 Y型660 B型131

 

  軽装兵M154 急襲斥候兵C100 重装兵Y130

  長弓兵M100

  軽騎兵M120 C100 伝令斥候騎兵C50 重装騎兵Y200

  魔術師C150 治療術師C20 B100 戦術師C204

  砲兵C30 B31

 

 資源もすごいけど、なんかミーバ軍になってる。朱鷺がちょっとだけ気まずそうにもじもじしている。

 

「これはまた随分拡張したね。近所の都市なら制圧できそうな気がするくらいだ。大丈夫、朱鷺はよくやってくれたよ。」

 

 朱鷺はほっと息をついて安心した顔になるが、また顔に陰を作る。

 

「一兵当たりの力は世界の平均的な軍からすると8割くらいです。最も大多数である民兵に比べれば1.2倍位は強いですが。あとこの辺が国境付近らしくミルグレイス市とナーサル市は若干緊張関係にあるようです。そういう事もあって両都市共に常駐軍は3000近く・・・2,3日で援軍が3,4000は派遣できるような環境です。」

 

「そいつは頼もしいね。」

 

 正直冷や汗ものである。民兵込なら4000~6000の軍を相手に質すら劣っているという状況だ。街道の往来が少ないのも国境ってのもあったのかね。

 

「その往来なのですが・・・」

 

 朱鷺が僕の思考を読んでまたもじもじし始める。僕が朱鷺にまだあるの?的に向き直る。

 

「その販売所の肉が随分人気のようでして・・・あと香辛料や塩が。二十日くらい前から増え始めて今や行列のできる店に・・・」

 

 はい?

 

「行列といっても外にはみ出てるのは3,4人なのですが大量買付のお客様が随分といらしてまして。」

 

 馬車で往復半日みたいなところに美味しい卸業者が出来た感じなのか。

 

「基本無人ですので表立って追求してくることはないのですが、仕入れを探られたり書き置きを残していったり騒ぎ出す方もちらほらいるような状況です。」

 

 ふむ。どうしたものかな。

 

「探られている関係でこちらの拠点にも興味を持たれておりまして動きが取りにくい状況です。すでに126体のミーバが倒されています。」

 

「え?それはまずいな。敵性種として見られてしまった感じかな。」

 

 僕は少し慌てた。頬って置くと危険集団に認定されかねない。

 

「人型種には反撃していないのでおそらく問題にはなっていませんが、無抵抗すぎてどういう位置づけかわからないという感じでしょうか。」

 

 朱鷺も判断に困ってるようだ。ただ僕が率いて出ていっても色々問題になりそうだし、これは困った。

 

「んー、小銭と交流になればいいと思ってはじめたのに鍛錬所のせいで大事なところがすっとばされたのが痛いな。」

 

 暴動覚悟で夜のうちに店を潰してしまうか。僕が出て誠心誠意説明するか。しばらく考えてどうにも結論が出なかったので一旦保留にする。もう一つのミーバが狩られている問題を考える。

 

「ミーバは積極的に狩られてる感じ?」

 

「いえ、そこまでは。ただ武装しているので危険度が高いと見られているものかと。あとは・・・おそらくは小型とは言え及第点の品質と材質ですので金属製品に関しては金目になると思われている節はあります。」

 

 僕の質問に朱鷺はなんとも言えないといった感じで答える。朱鷺からすれば仲間が一方的にやられているので反撃してしまいたい所なのだろう。周辺地図の開拓状況をちらっと確認してから一息つく。

 

「一旦、索敵と周辺討伐に出している部隊は引き上げよう。M型とC型で急襲斥候兵を用意してそちらで必要に応じて探索にだそう。」

 

 朱鷺はうなずく。

 

「今動けそうなC型斥候兵に売店で聞き耳だけ立てといてもらえるかな。穏便に済ませられそうなヒントがあれば。あと書置きがあれば見ておきたい。」

 

「書置きやゴーレムに渡された嘆願書のたぐいは拠点に保管してあります。情報収集に関してはこちらで準備しておきます。」

 

 指示を受けて朱鷺が周辺のミーバを動かす。

 

「そうだ、鍛錬中にやった作業を教えてほしい。ぱっとみ大体わかるんだけど手順とかなんかあれば。」

 

 僕は朱鷺を連れて拠点に戻る。拠点で書き置きを読んでる間も、いない間の作業を聞いている間も朱鷺がソファーの横でべったりだったのは彼女への報酬ということにしておこう。

 

 夕方になるまで書置きを読み切る。『赤身だけがほしい』だの『クァルやピーヴ、ガルモの肉はないのか』(なんじゃそりゃと後で本で調べた。世界固有の水牛、猪、アヒルみたいな動物だった。)、『胡椒と塩以外にないのか』等食べ物の品揃えに関する希望はまだいいのだが、『仕入れはどこで』とか『大量に買うから安くしろ』だの『このまま続けたら潰すぞ』など微妙に聞かれると困ることから物騒なものまである。

 

「んー、状況に合わせて価格調整できなかったのも辛かったところだな。極めつけの問題はこれか。」

 

 机の端に分けられた4通の手紙。二系統から来ているものの内容はほぼ同じ。

 

『当市、国に対して未届けの商売であるので、正規の届け出をし税金を払うこと。』

 

『届け出の気配がないのでこのまま実力で排除するもやむ無し。』

 

 日付などわからないのでなんとも言えないが採集通告から最低三日は経っていることは確実。正直これを読んだだけでも販売所を畳んだほうがいいと思ったくらいではある。ただ畳んだ所で拠点はすぐに動かせないし何かしら関係があると思われているだろうし矛先が変わるだけでしか無さそうだ。両国にとって不審な施設には変わらないだろうから。

 

「しょうがない。覚悟を決めて関わるか。」

 

 僕は小一時間悩んで両市と関わることにして、横でべたべたしている朱鷺にご飯を頼んで寝た。

 

 翌朝、日が登らないうちに起き出して木工所へ行き看板を二枚。細工所で羊皮紙を二枚生産する。看板には大きく『戦闘の意志無し、国境の販売所の者』と書いておく。羊皮紙に領主または商業責任者宛としてこれまでの商売と税金に関して話し合いをしたいと書いてC型伝令騎兵に持たせて両市に行かせる。おそらく街道沿いに全力で行けば3時間とかかるまい。

 

「さてどうなることやら。」

 

 めんどくさいながらも楽観的に考えている。微妙な位置にあったとはいえ両市の対応が比較的遅い。おそらく知ってしまった時には市の経済に食い込み初めていて即座に排除が難しかったのだろう。さらに武力行使することによって相手の市から口実を与えるきっかけにもなりかねなかったことが考えられる。こそこそ販売所のほうを見に行くと、こんな早朝からでもちらほらお客が来ている。そんな馬車でどれだけ買っていったのやら・・・。僕はこそこそと拠点に戻る。植林の事を思い出して見に行ってみると5m弱くらいにはなっているようだ。それでもまだ成長中らしい。この感じだと2,3ヶ月くらいで完成といった感じと思う。成長中でも刈れば木材が取れるようだが採取量が減る模様。この先林で取りきれるかわからないのでもう少し植林面積を増やしておく。倉庫街のさらに裏手に扉をつけてそこにそこそこの広さの空き地を見込んで石壁で囲う。あまり僕を見られたくないので隠れて訓練するために作る。体はある程度出来たので体術を鍛えつつ魔法を訓練していくことにする。それにしてもこれだけステがあがると肉体、精神強化の微々たるや。

 

「一応強化術Ⅴに割合で増えるものがありますが、その魔法でもさほど上がるわけでは・・・。ご主人さまなら作り出すという手もあると思いますが。」

 

 お昼の休憩中にさらっと愚痴ってみると朱鷺が答えを出す。

 

「強化術は継続的な肉体強化よりも瞬発力の強化に主眼が置かれていますので、ご主人さまが思うような強化は難しいかもしれません。」

 

 へーへー。そうしているうちにお使いに行った騎馬が戻ってきたことが知らされる。両市とも話し合いに乗ってくれる模様。いやー、理性的でよかった。逆上されてたら手が無かったしな。ミルグレイス市は商業ギルドがナーサル市は領主が対応する模様。ナーサル市のほうが事態を重く見ているのかどうか。国として行政がどうなってるかわからんからなんともいえんかな。ミルグレイス市は三日以内に来いで、ナーサル市は応相談となっている。僕はなんとなく朱鷺を見てみる。

 

「ご主人さまがされたいように。ただ、ミルグレイス市のほうはイラっとしますよね。」

 

 意外なことに感情論が出てきた。気持ちはわからなくもないが実際の所法を破っているのはこちらの方で先方が怒っている可能性は無理もないという話。ナーサル市のほうは調整に時間が掛かりそうなのでミルグレイス市にはさっと行って済ませてくるかな。ミルグレイス市には明日の昼に伺うと再度手紙を書いて送らせる。ナーサル市は近日中に都合のいい時に伺うと手紙を持たせて送らせる。

 

「さてどうなるやら。あ、そうだ。移動をどうしよう。」

 

 ミーバ達ならともかく僕が走って行くのは時間がかかりすぎる。

 

「木工所で馬車を作るか、騎馬訓練所で戦車を作るか。ですかね。」

 

 え?僕はおっかない単語が出てきて朱鷺の顔を見る。

 

「いえ、ご主人さまが想像されているようないわゆるタンクではなく、チャリオットの方ですね。兵科として立ち上げていないので表記はみられませんが作ることは出来ます。そもそもミーバには不要な兵器ですので・・・」

 

「ふーん。でも面白そうだから作るか。」

 

 こうしてノリで戦車が作られたが高速移動時のあまりの乗り心地の酷さにお蔵入りになった。さすがに改造している時間はない。おとなしく小型の馬車を作った。訓練をしながら夕方になるころに伝令騎兵が戻ってくる。ナーサル市は三日後の昼に市に来てほしいとなっている。ミルグレイス市からは返事がない。まあ行くだけだしな。適当に訓練を切り上げて防御魔法でMPを使い潰して寝る。

 

 翌朝、また日の出ないうちに起き出して準備する。軽装騎兵2体に馬車を引っ張ってもらう。あまりに朱鷺が不安がるので護衛として連れて行く。拠点のことは仕方ない。一応護衛班は連れて行くことにする。飛ぶような速度で走るミーバと飛び跳ねまくっている馬車。うーん、チャリオットと対して変わらんかったかもしれん。4時間少しした所でミルグレイス市までたどり着く。馬車を降りて門番に国境の商いの件で商業ギルドに用があると告げる。門番は特に連絡をうけてないのか、むしろ馬車のミーバを見て納得し取り敢えず入市税を払うように言う。うん、完全に失念してました。手紙にも税金もってこいとも額も書いてなかったので金銭関連が全く頭に入ってなかった。都市で買い物できる可能性もあったのになぁ。と悩んでいると朱鷺がさっと水晶塊を取り出す。

 

「こちらを売却して入市税を払いたいのですがよろしいでしょうか。」

 

 お、朱鷺すまんね。というか準備いいね。門番は悩んでいたが一旦奥に引っ込んだ。上の判断を仰ぐようだ。しばらくすると門番が戻ってくる。

 

「一旦こちらで預かって売却することになるがよろしいか?」

 

「はい、金貨50枚程度になれば良いと思います。」

 

 門番は朱鷺の言葉にぎょっとして目をキョロキョロさせる。

 

「大丈夫ですよ。こちらに金貨50枚(・・・・・)が支払われるなら如何様にも。お早めにお願い致します。商業ギルド様を待たせることになりますので。」

 

 朱鷺は金貨の枚数を強調して少し威圧を込めて話す。門番はたじろきながら水晶を持って都市に入っていった。朱鷺もそういう一面を見てちょっと驚くと同時に意図がなんとなく読めた。朱鷺をちらっとだけ見るとちょっとだけうなずき返してくる。

 

(採掘の過程で財貨120相当のものです。ある程度価値のわかる者なら金貨80枚ででも買うでしょう。彼らはお小遣いが欲しかったようですから。)

 

 朱鷺は小声で僕に伝えてくる。上司がすでに差額をぶんどれと言っていたのだろうがこういうことは日常茶飯事なのかもしれない。門番も多少の鑑定眼は持っていたのだろうが、朱鷺に意図を読まれて明確な額を示されて動揺したのだろう。10分くらいだらだらと待っていると門の中(・・・)から先程の門番が出てくる。

 

「こちらに金貨50枚が入っている。確かめられよ。」

 

 僕は金貨の袋を受け取り中身をちらっとだけ見てどうでもよさそうに片付ける。実際に額的にもたいしたことがなくそう見せることで信頼を買うつもりだった。朱鷺も自慢げな顔をしている。確かに朱鷺の機転で助かってはいるのだが。

 

「にゅ、入市税は一人に付き銀貨1枚だ。身分関係なく入られる人数だけ支払われよ。」

 

「え?アレも入れていいの?」

 

 僕はあえてミーバ達をアレと表現して馬車を指差す。武装したナニカがカニに乗っているのである。彼らからすれば判断に困るだろう。困らせるのも本意ではないので僕は笑って切り出す。

 

「いえ、お気になさらずに。元々外で待たせる予定でしたので。ちょっかい出さないように他の方に言っておいてくれると助かります。」

 

 そうして門番に金貨一枚を握らせて、お釣りはいりませんよ、と小声で伝えてしっかり握らせて朱鷺と共に門を抜ける。門を抜けて含み笑いをしながら街中を歩く。朱鷺も楽しそうにしながら着いてくる。

 

「あー、一度ああいうのやってみたかったんだよね。どきどきするわー。」

 

 僕は背伸びしながら軽く笑い声をあげる。朱鷺も楽しそうにそれを眺める。

 

「今から行くと昼過ぎそうな感じだな。ちょっと食べるか。」

 

「そうするとどこかで厨房を借りたいですね。」

 

 僕のつぶやきに朱鷺は真面目にキョロキョロしながらそれらしい所を探し始める。

 

「いや、さすがに旅先でそこまでは。そこの屋台で肉串でも買って食べるよ。」

 

 僕はそう言ったが朱鷺は不満そうだ。食事は自分の役目と言わんばかりである。僕はそんな朱鷺を落ち着かせて屋台に行く。

 

「おっちゃん、一本くれ。」

 

「なんだ後ろの不満そうな嬢ちゃんにはやらんのか?一本15cだぜ。」

 

「あー、そうだな。それじゃあ二本頼むわ。」

 

 シーっていくらだよと思いながら金貨一枚を出す。

 

「坊主、どっかのお偉いさんか?さすがに金貨払いは困るぜ。釣りがねえよ。せめて大銀貨にしな。」

 

「はぁ?」

 

 相場が財貨単位で表記されていて気にも止めていなかったが銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨と100倍単位のようだ。さすがに銅貨100万枚も置いてないわな。まいったなと思いながら当たりを見回して、家具屋が見合ったので朱鷺に10大銀貨くらい適当に買ってきてとお願いする。朱鷺はお願いに喜んだのか買い物に喜んだのか金貨を受け取って小走りに家具屋に行く。忠犬だなぁ。

 

「ほんとにいいとこの坊っちゃんかよ。」

 

 屋台のおやじは頭を掻きながら肉を焼く。僕は受け取った肉をかじって食べる。

 

(これうちの肉だ。まぁうまいけどさぁ。)

 

 僕はなんともいえない感情で肉を食べる。

 

「どうだ、うまいだろ。最近流行りの値段の割にすっげーうまい肉つかってんだよ。」

 

 そりゃどうも。こっちは違う味を楽しみたかったのに半分がっかりだよ。でもタレは悪くないよ。しばらくすると朱鷺が戻ってきて小銭袋を渡してくる。

 

「んじゃ、あと5本くれ。」

 

 僕は大銀貨を渡して串ももらって走り出した。朱鷺はよくわからなかったようだがそのまま着いてくる。後ろで親父が釣り銭とか騒いでるがそれがめんどくて逃げたんだつーの。親父もそこまでこだわってないのかすぐに引っ込んだが。

 

「で、朱鷺は何を買ったんだ?」

 

 僕は肉を片付け走りながら尋ねる。

 

「その店で一番最初に目についた9Lsの大きなソファーを買いました。」

 

「で、そのソファーは?」

 

「送り先を聞かれましたが届けられませんし、そもそも大した重さでもないのでそのまま引き取ってきました。」

 

 ほう、ソファーを引き取ってきたと。とても朱鷺さんの手元にそんなものは見当たりませんが。どこからともなく建材を取り出せるミーバ達に言うことではなかったなと思う反面。

 

「やっちゃいましたね。たぶん一般人は異次元収納庫とか持ち歩いてないわ。」

 

 僕があちゃーと片手で顔覆うと朱鷺がしょんぼりする。

 

「ま、なんとかなるでしょ。そこまで気にすることじゃない。」

 

 僕は朱鷺の頭をぽんぽんしながら走り続ける。朱鷺は頬を膨らませて僕の腕をとりしがみつくようにしながら並走する。僕の邪魔になりにくいように速度や体勢を合わせているが、あなたが走るの大変じゃないですか?と思うが朱鷺はごきげんなので放置する。そして商業ギルドにたどり着く。さて、何がでてくるか乞うご期待。

再開編から商売繁盛編へ

税金ってめんどくさいですよね。


紺野遊一郎 グループなし 戦術師Ⅲ 

 STR:128 VIT:165[↑2] DEX:150[↑8]

 INT:38[↑14] WIZ:18[↑16] MND:21[↑12] LUK:11

 MV:7 ACT:1.2|1 Load:469 SPR:186

 HP:420 MP:146 ATK:218+11|210+14 MATK:130+14 DEF:68+5+2 MDEF:12 

 スキル:木造建築、貴石研磨、装飾品作成

     弓Ⅰ、体術Ⅰ、貫通撃Ⅰ、貫通射撃Ⅰ

     条件発動Ⅱ、並列発動Ⅰ、詠唱短縮Ⅰ、消費軽減Ⅰ、貫通術Ⅰ

    (剣Ⅱ、軽盾Ⅲ、守勢魔術Ⅲ、強化術Ⅳ、回復術Ⅲ)

 装備:鋼鉄細工剣、革鎧、小盾、木合成小弓

 特典アビリティ:本

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