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新天地と学び



新しい職場は台湾料理だった。


僕が与えられた仕事は朝の仕込みと


オープンしてからのホール業務だった。


料理長とホールの責任者はあからさまに


40歳間近で中華もホールも未経験の僕を


採用した事自体が不服そうで


かなり辛く当たられたりした。


でもキッチンのついてくれた教育係りの方は


年下の僕に対して敬語を使ってくれ


とても平等に接してくれた。


長年ワンオーナーでしているお店は


だいたい閉鎖的で皆が独裁的になるものだが


こんなに親切な人もいるものだなと感心した。


ホールは責任者以外は


ほとんど中国や台湾から来た留学生達だった。


彼らはとても優秀で日本語、


北京語を話せるのはもちろん


英語を話せる子も沢山居た。


そしてかなり年の離れた僕にも皆親切に


仕事を教えてくれた。


神経を使う一流のお客様への接客に


少し慣れた頃


僕は留学生たちから語学と言うか


語学を覚えるコツを学べないかと考えた。


そこで早速受験生が使うようなメモを買い


暇さえあれば接客で使える北京語や


会話に使われる英語を教えてもらった。


以前の職場のレストランは


ずっと料理長をしていたので


少ないながらもプライドはあったのだが


この時は初めての中華


初めてのホールだったので


幸いプライドは邪魔せず


語学や接客も素直に学ぶ事が出来た。


そして感じたのはプライドと言うものは


自分が意地になって持ち続けるものではなく


周りの人が仕事や人として認めてくれて


自然と感じとってくれるものが


本当のプライドになるんだなと思った。


こうして数ヵ月が過ぎていった。

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