表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/46

突然の電話

34歳7月


僕は当初描いた目標を達成して


そのレストランの料理長になっていた。


実は途中28歳の時に一度辞めていて


イタリアンを中心に街場のレストランで


修行していたが


31歳の時に復職し僕の得意な独自の料理を


出して良いと言うあり得ない条件を頂き


時折特別なご予約を頂いたお客様には


ビュッフェスタイルのパーティーや特別コースを


提供したりと楽しく自由にさせてもらっていた。


僕を面接して下さった料理長は奥さまのご病気で


介護の為に退職なさったと聞いた。


挨拶出来なかったのがずっと心残りだった。



就任して1年が過ぎた7月16日


店はそろそろ盆営業に備えて人員の確保や教育など


とても大切な時期だった。


ランチの営業を終え忙しさもマシになる16時頃


ホールの方からお電話が入ってますと呼ばれた。


出てみるとそれは救急隊員からの電話だった。


「お母さんが四ツ橋の交差点で事故に遭い今


阿波座の病院に救急搬送しました」


と事務的だが深刻さが伝わる口調で言われた。


僕は上司にあたるのグループ料理長に事情を話し


ディナー営業を切り上げて病院へと向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ