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復讐の炎か、祈りの光か

空に、海に、ドラゴンが舞い、人間と共存している世界があった。その中でも巨大な王国がある。名をオウエリアス王国。ドラゴンの王と人間の王がいる巨大な王国だ。


『あれが解き放たれた』

「俺にもわかったよ。どうしたものか」


ドラゴンの王、アウトロスは月のような銀の鱗と海の瞳を持つ、美しいドラゴンだ。そして同族の中でも最強に位置していた。人間の王の名はエレボス・ナースカルジー。才知と美貌に恵まれた素晴らしい王である。


『一体、何者があれを解放したのやら』

「君にもわからないのかい?珍しいね」


茶化すような口調で言ったエレボスにアウトロスの冷たい視線が突き刺さる。絶対零度の温度の視線はエレボスに多大なるダメージを与えたようだ。


「そんな冷たい目で見なくとも…」

『ふざけてる場合ではないだろうが。あれは必ず復讐をしにやって来るぞ』

「わかってるよ。全く、厄介なものだね」


ふっと表情を引き締めると深いため息をついた。あれ、は裏切られたも同然の扱いを受け閉じ込めていたのだが、何処かの誰かがあれを解放したらしい。


『とりあえず、皆に注意を促せ』

「そうするよ」

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