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Garden of Eden  作者: 西条 りく
第一幕
6/6

妖精

妖精を眼の前でみた俺は固まった

冷たい氷のように研ぎ澄まされた美しさに

当然のように魅入ってしまう。


…体のちからがぬける…


もう、一瞬前まで考えていたことなんて

忘れたみたいに。


「だめよ。」


鈴の鳴るような

クレシアの凛とした声に、はっと我に返った


「惑わされては、だめよ。」


妖精は、なにも言わず静かに微笑む


「それでは、説明をはじめましょうか」


「どこからお話しましょうか?」


クレシア

「じゃあ、アリスのお話聞かせて?」


妖精

「わかりました」


これから説明をはじめます。

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