アリス
だいぶ、間が空いてしまいすみません。
また、次の投稿がどうなるかわからないの
ですが、暖かくまって頂ければと
おもいます。
よろしくお願いします。
もし、ここが普通の学校だったら
目の前にいる生徒を適当に叱って減点していただろう。
「おい。おまえなんで…「だれ?」
明らかに俺の生徒である目の前の少女が、
あって欲しくない言葉を口にした。
確かに俺のクラスの生徒だ。
笹ヶ峰 莉央
出席番号24番の優等生だ。
学年主席である。
一人の時はいつも本を読み
そこそこの友達がいる。
そんな、彼女がなぜここに…?
「バカなことをいわな…「だれ?」
落ちついたでも鋭い声で少女はいった。
恐ろしいほどそっくりな、でも絶対違う別人な彼女をみた。
「おれは、夜波 雅
だ。笹ヶ峰はなにをしているんだ。」
「クレシア・テイン」
「…?」
「そんな名前じゃないわ。クレシア・テイン
よ。」
「…」
「本を読んでいたの。」
本を読んでいる…ねぇ…
ここの周りには店なんかも無いし、家も無い。
ただあるのは一面の変な森と謎の図書館だけだ。
誰か他にいるのか?
いや、いるならなぜ一緒にいないんだ?
地球ではあり得ない不思議な生物…
否定すべきことを肯定してしまう自分がいた
そして俺は、ここが地球ではないことを確信する。
ずっとこちらを伺っていたらしい。
クレシアはそうなのよ
と、目を細めた。
「そう。ここは異世界
地球とは、違う
でも、常に地球と背中合わせな世界」
それでも、否定しようとする頭
冷や汗が頬をつたう。
俺は必死ににげようとしていた。
異世界というフレーズがリピートしている。
そんな俺を見ながら少女は少し首を傾けて
美しく笑いながら
「誰でも最初はそうなるわ。
妖精を待ちましょう」
「…妖精?」
「そう。妖精。この世界では妖精が
いて、あなたが来た意味やこれか
ら起こる事をまず教えてくれるわ。」
冗談じゃない。
はやくここをぬけだして薄暗い研究室に戻りたい。
「まぁ、そう焦らないのよ
…あら。いらっしゃい。」
クレシアがそう告げたあと
淡い光を発しながらふわふわと
掌大のものが飛んできた。
と言うよりするすると滑ってきた。
「こんばんは」
目を見開いた。
「そちらの方ね?」
「ねぇ?話しかけられてるわよ」
美しい雪のような妖精…
今回はクレシアと雅の会話から
なかなか、思うようにすすみません(笑)
読んでいただきありがとうございます。