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入学前準備

少し早めに書き終わったので投稿します♪

~魔日士学園~


「どうしてこうなってしまったんでしょうか・・・?」

『私にも何がなんだか・・・』


千条院と魔導体は何故こうなったんだろう?と茫然自失とばかりに立っていた

では何故そうなったのか少しだけ時間を戻してみよう


~公園~


《そこのあなた!無断騎乗の罪で連行します!》


《えぇ!?あなたは誰なんですか!?》

《私は魔導騎士団日本支部の者です!武器を捨てて投降しなさい!》


純白の騎士が怒鳴るが千条院にとってはパニックの要素でしかない


《ど、どうしよう!?》

『魔導騎士団ですか・・・丁度良いです。マスター、あの騎士に着いて行きましょう』

《う、うん・・・武器を捨てれば良いんだよね?》

『そうです・・・早く捨てましょう』


千条院と魔導体は話し合い大剣と大盾を捨てる。

純白の騎士は二人が捨てた大剣と大盾を拾う


『あ、マスターそこに落ちてる金平糖みたいな物を拾っておいてください』

《え?うん、わかったよ》


魔導体から言われて千条院は言われた物を拾う


《あなた達?もう此処には用事は無いわよね?》

《あ、はい・・・用事はもう無いです》

《じゃあ・・・日本支部まで行くわよ?》

《あ、あの!どうやって行くんですか!?》


千条院は純白の騎士に尋ねるが何も言わず足元に幾何学系の魔法陣を展開した


《あなた、私の手を掴みなさい、支部まで“飛ぶ”から》

《え、あ、はい・・・判りました》


千条院はそう答えて純白の騎士の手を握る


《それじゃ・・・いくわよ!》


純白の騎士はそう言って千条院の手を握りながら真上にジャンプをし、鎧の背部から噴射口らしき物を展開して、炎を噴射させる。

すると、一瞬の内に今まで居た公園が見えなくなった


《うっわぁ・・・凄い速いですね!》

《当然よ!魔導騎士のブースターは戦闘機よりも速いんだから!》


純白の騎士は自慢げに話し、より速度を上げていく。

そして5分ぐらい経ったのだろうか・・・とても広い運動場がある建物が見えてくる


《あれが魔導騎士団日本支部がある魔日士まひし学園よ》


純白の騎士はそう言うと何処かと連絡を取り、千条院のことを話した後バシュン!バシュン!と胴部の噴射口を吹かし、速度を一気に緩める。

そして速度が殆ど無くなり、難なく二人とも着陸をした。


《さてと・・・まずは貴方達から解除(降りて)もらうわよ?》


千条院は素直に純白の騎士の指示に従う


《判りました》

『《解除》』


眩しい白の閃光と共に千条院と魔導体に分かれる


《女の子だったの!?》

「は・・・はい」


魔導騎士の状態であった千条院しか見ていなかった純白の騎士は千条院の容姿に驚き、地面に膝と手を着き落ち込んでいた


「あ・・・あの?」

『マスター?しばらくそっとしておいた方が良いと思うよ?』

「う、うん・・・ってえぇ!!?君誰なの!?」

『あ、マスターにはこの姿見せてなかったかな?』


千条院が驚くのも無理はない見たとしてもまだ赤子の頃なのだから・・・魔導体の少女は白銀髪でありながら紅く千条院とは正反対の色だ。そしてその髪をツーサイドテールに纏めている服装は所謂ゴスロリであった。

そして魔導体の少女はスカートの端を掴み優雅に一礼をする


『改めましてマスターν-13(ニューサーティン)ですニューと御呼び下さい』

「え?あ、うんよろしくね?私は千条院シルヴィアだよ。シルヴィーって呼んでね?」

『宜しくお願いします。マスター・シルヴィア・・・では私達の融合形態に名を与えてください』

「魔導騎士の名前?・・・うーん」


シルヴィアは深く考える様に腕を組んで考え始め、5分ほどでシルヴィアは決まった様だ


「そうだね・・・ヴァイスリーゼはどうかな?」

『・・・融合形態名称『ヴァイスリーゼ』に登録します』


シルヴィアの言葉にニューが直ぐに反応をして一言呟くと突風が突如発生する


「わっ!」


シルヴィアはその突風に驚き、声を上げる。その声に我に返ったのだろう純白の騎士はシルヴィアを睨む


《こらぁ!貴方達!何をやってるの!!》

「え・・・あの・・・これは・・・」


シルヴィアが答え辛そうにしてると一人の女性が近づいてくる


「おまえら!何を騒いでいる!」

《はっ!失礼しました団長殿!》


純白の騎士は女性の声を聞いた途端、姿勢を正し、敬礼をした


「エリア!貴様何で騒いでいた!!」

《はっ!無断騎乗していた輩を連行してまいりました!》

「何?無断騎乗だと?・・・その娘が?」


女性はシルヴィアを見る


「君が無断騎乗者か?」

「えっと・・・はい・・・でもあれは仕方が無かったんです・・・」

「何だと・・・?詳しい事を聞かせてもらいたいが・・・場所を移そうか」

「判りました・・・」

「よろしい、さてエリア!さっさと降りろ!」

《はっ!》


エリアと呼ばれた騎士は群青色の光を発しながら二人に分かれた。

だがシルヴィアはエリアの容姿を見て少し驚く


「綺麗・・・」


シルヴィアの呟きが聞こえたのだろうかエリアは少し頬を紅く染めた


「それでは行くぞ?着いて来なさい」


エリアに団長と呼ばれた女性の後にシルヴィアは着いていった


~応接室~


シルヴィアが連れてこられたのは少し豪華な部屋であった


「さて・・・エリアから聞いたが無断騎乗をしたみたいだな・・・どうしてそれに至ったのか教えてくれないか?」

「はい・・・実は」


シルヴィアは先程の事を説明した


「成る程・・・それはしょうがないな」


女性はそう呟くと手元にあった携帯で誰かと話しをする・・・すると数分後に応接室のドアがノックされる


「失礼します」


そう言って入ってきたのは角刈りの黒髪で鷹のように鋭い目で澄んだ翡翠色の目をしている筋骨隆々の男性が入ってきた


「団長?俺に何の用事ですかい?」

「あぁ、実はな。この娘を魔日士学園に入れようと思うんだ」

「何です?急にそんなこと言うなんて団長らしくもない」

「よし、お前の中での私はどういう存在なのか後で聞くとしてこの娘が天然の魔導体に選ばれたからだ」


団長の言葉に男性は驚き、シルヴィアを見る


「おいおい、何の冗談だ?天然の魔導体だと・・・!?お前さん本当なのか!?嘘は言ってないよな!!?」

『貴方は私のマスターを侮辱する気ですか?』


ニューが男性を殺気が篭った言葉と視線で睨む


「うっ・・・すまん」

「大治郎。言葉には気をつけろよ?」

「はっ団長」

「宜しい、さて、大分遅れたが自己紹介をしようか」


大治郎と呼ばれた男性を諌めながら姿勢を正した


「改めて日本支部魔導騎士団団長の来栖紗江くるすさえだ宜しくな」

「俺は大治郎・K・ファレスだ名前の通り俺は独逸系のハーフだ」


団長改め来栖はそう言って微笑んでシルヴィアに微笑む

その微笑みは柔かく、言動とは違い誰もを安心させるような微笑みであった


「ご丁寧に有難う御座います。私は千条院シルヴィアと申します。宜しくお願いします」

「「よろしくな」」


「しっかしよくもまぁこんな別嬪さんに出来たもんだな?」


大治郎はそう言ってじっとシルヴィアを見つめる


「あぅぅ・・・そんな見つめないで下さい・・・」


シルヴィアはそう言って恥かしそうに俯く・・・それが似合うので室内の温度が上がったような気がした


『マスター・・・』


ニューを含め、この部屋の全員がシルヴィアにどう声をかけて良いのか迷った


「ま、まぁとりあえず自己紹介はここまでにしてだ!千条院君には魔日士学園に入ってもらうとしよう」

「えっと・・・どうしてですか?」

「それはその魔導体が関係してるんだ」

「?どう言う事ですか?来栖さん」

『それは私が天然の魔導体だからですね?来栖団長』

「そう言う事だと言っても千条院君はわかってないみたいだから詳しく説明すると一般人は魔導体に禁じられていて共に過ごす事も禁じられているからだ」


来栖の説明にシルヴィアは少しは判った様だ


「まぁ追々学園の授業を聞くと良いだろう・・・判ったな?」

「は、はい!これからも宜しくお願いします!」


そしてシルヴィアと来栖は握手をした

そして時間は現在に戻るというわけだ

如何でしたでしょうか?

戦闘無しは久しぶりなので不安です!

それではまた次回♪

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