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中立際ⅠーⅠ

スマホって打ちづらいですね(笑)

結局店の外に春はおらず、道場までエナジーボトルを持っていくはめになった。


そのまま家に帰宅し今度こそフリーの時間だが、すでに7時を回っているのを確認してがっくしとした。


冷蔵庫を開け、朝に春が持ってきてくれたおかずを取り出し全ての出っ張りを押し、その間に冷凍していた白米を解凍して茶碗に盛る。


朝とまったく同じ献立となったが、1日くらいどうてことはない。


さっさと食べて、明日の中立祭に向けて寝ようと思い、食器をちゃちゃっと片付けてシャワーを浴びる準備をする。


「明日は何も起こらないといいけどな………」


誰もいない部屋で誰も言葉を返してくれるはずもなく、虚しく一人言を呟きながら、その日を終えるために風呂場へと向かった。




―中立祭当日―


学校は朝から熱気に包まれていた。


クラスの窓から眺めるように見ていた俺は祭のようにはしゃいでる能力科を見て思う。


まあ中立祭と祭と書いてあるから間違いではないかもしれない。


まだ始まってもいないというのに能力科はこれ以上にないほど盛り上がっている。


それを見て後ろで舌打ちをしている焔、なにか問題を起こさないでくれればと切に願う。


ガラガラっと教室が開き、担任の教師が入ってくる。


「さあ皆座って!だ~いじな注意事項があるからちゃんと聞いてね、特に山上君と十君はね!」


(何で俺まで……くそっ!これも焔のせいだ)


そう思った俺は焔を睨めつけてやろうかと思い、焔の方を見ると、担任をニヤニヤと勝ち誇った顔で見ていた。


そんな焔を見て睨む気など沸くはずもなく、俺はただただ二次被害だけはごめんだとそう願っていた。




―能力科第1グランド―



中立祭が開催されるのは能力科で一番広いとされる第1グランドだ。


国際レベルのスポーツが行われる位の広さで、正直何でこんなものが学校にあるんだとツッコミたくなる。


使用方法は様々でその用途によってサッカーや陸上に能力者同士のバトルなど、状況に応じてグランドは変化していくという優れものだ。


そんなバカみないにでかいグランドに集まった能力者はおよそ300名。


この人数がたった一日で凌ぎを削り合うのだからかなり規模がでかい。


観客席にも他校の能力科を扱う学校関係者や、その生徒らしき姿に父兄さん方も何人か来ていて、観客席も次第に席が埋まっていっていた。


「相変わらずの人の密度にまいっちゃうな」


右に座る綾が呟く。


「そうだね、年に一度の中立祭だからしょうがないね」


久しぶりの僕モード、あぁ~平和っていいなぁ


「くれぐれも問題を起こさないでねつな君」


「それは左でへらへらしてる奴に言ってくれ」


あんなこんなしている内に第1グランドに能力科側の校長が現れ、マイクが置かれている場所まで移動する。


恐らくは開会式の挨拶だろうと思った瞬間


「ただいまより、中立祭を開始します!」


能力科の生徒がわぁーと熱くなるのと、観客の歓声と拍手が出るのはそう時間はかからなかった。


「さて、飲食料を買いに行ってくるよっと焔は動くなよ!」


危ない危ない、今まさに焔が動こうとしていたのをギリギリで静止させた。


春を思い浮かべ、やったぞと一言だけ心で呟いた。


行動は早いうちにと、席を立った時、かなり離れた位置だが明らかに中立魔法学園ではない服をした人が二人何処かに向かおうとしていた。


目に留まった理由は二人とも同じ服装をしているのだが、自分の頭の中には二人のした服装の学校はない。


それに何だが能力科の親族ではなさそうな雰囲気を持っていた。


普通に飲食料を買いに行ったのだと思ったが、二人は辺りを見るようにしてから飲食料ブースが置かれているところとは全く違うところに進んでいく。


(何だあいつら?)


飲食物は何処へやら、二人の後を追っていった。

最近、女子プロ野球にはまっちゃってます(笑)

まだ始まってばかりで


一位 兵庫


二位 京都


三位 大阪


となってます

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