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さよならなんて言わないで  作者: マリーゴールド:あやめ
第一章:1年生編 第一節:入学編

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第2話 どうするもこうするもない

麻熊國春あさくまくにはるです。これから一年間よろしくお願いします」


どうしよう…と佐久間泰祐さくまたいすけは思った。もちろん自己紹介のことである。


この学校では女子が先、男子が後の出席番号になっている。そのため金久保百桃かなくぼももの番は過ぎた後だった。


〜〜〜


「金久保百桃です!みなさんどうぞ、よろしくおねがいします!⭐︎」


〜〜〜


なぜそんなにも恥ずかしげなくできるのだろうか。そう思う泰祐であった。


とはいうものの無難に自己紹介を終わらせた泰祐は、授業後ふらふらと百桃の席へと向かった。


そこには教室に入ってきた時に話しかけられた(絡まれた?)3人と宝城シレネ(ほうじょうしれね)がいた。


百桃は耳まで真っ赤にした顔であわあわと4人と話していた。



/金久保百桃視点/



「なになにぃ?やっぱり付き合ってるの?ねぇ、どうなの?」


この教室に入って最初に話しかけてきた女の子が小鳥遊楓雅たかなしふうが


「もう。耳まで真っ赤じゃない。そんなにグイグイ行かないの。で?どうなの?」


2番目に話しかけてきた女の子が北条鶴乃ほうじょうつるの


「結局聞いてるじゃないの。2人とも、もう少し自重しなさい」


最後に話しかけた女の子が皇澄月すめらぎすみづき


「大丈夫ですか?落ち着いて深呼吸です」


「シレネ〜(泣)」


「はいよしよし。怖かったですね〜」


「ちょっと子供扱いしないでよ!」


宝城シレネが宥めたところ、宥め方が良くなかったのか百桃が怒った。


「ふぅ…元気になりましたね?それで、どうなのですか?付き合ったのですか?」


恋愛の話だからなのか、少し砕けた口調になるシレネ。


「う…うぅ…」


躊躇ためらいながらも頷くと、わっと上がる黄色い声


「ほらぁ〜やっぱり言った通りじゃん。やっぱり私があってた!」


「ぐぅ…そんな初対面だったら普通わからないじゃん」


「まあ昔から何かと鋭いところはありますし…これが初めてのことじゃないので、私はそうだと思ってましたよ?」


「裏切るな澄月!わかるわけないだろ一目見て!」


「なんであの時なにも言わなかったのですか?2人して。ねぇ?佐久間泰祐君?」


そうシレネに急に呼ばれた泰祐はえっ⁉︎と素っ頓狂な声をあげて近づいてきた。


そんな様子を見た百桃は顔を真っ赤にして俯いた。


「そりゃあ…言いにくいだろ…」


至極当然のことを呟いた泰祐に激しく同意しながら百桃は


「なんで巻き込むの!もう!泰祐も素直に返事しない!」


「えぇ〜?そりゃあないって百桃〜」


そんな様子を見た4人は顔を寄せ合ってなにやら話していた。


「…なに話してるんだろうな?」


「ね〜」



少しすると、顔を上げた4人は


「お邪魔だったみたいねお二人ともぉ〜」


「なんでそんな口調なのよ…まあお邪魔みたいだから退散させていただくわ〜」


「じゃあまったね〜!」


「そんなハイテンションに…それじゃあ仲良くしていてください。私たちは向こうで恋バナでもしていますので」


そそくさと教室の隅に寄る4人


「ちょっとシレネまで⁉︎」


「えっ⁉︎ちょっと邪魔じゃあない…けど…」


などと言っている間に声の届かないところに行ってしまった4人


「…どうする?」


「…どうするもこうするもないでしょ!」

まあこんな感じで続きます。

私にこんな文が書けたなんて…!

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